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ひまわり(居宅ケアマネ)
管理人
病院の相談員を経てケアマネとして働くひまわりと申します。
社会福祉士・精神保健福祉士です。
老健→透析病院→三次救急の総合病院→訪問診療→総合病院→病院付属の居宅と転職してきました。
このサイトは、私を含めケアマネ・社会福祉士が記事を執筆しています。
当事者だからわかる体験談や本音がいっぱい。
ぜひ、ごゆっくりお楽しみください。
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老健の施設ケアマネは「立ち位置」が難しい?人間関係が辛くなる前に気をつけたいこと【本音】

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こんにちは!施設ケアマネのじっぽです。

これから老人保健施設の施設ケアマネへの転職を考えている人は、転職後の人間関係を不安に思っているのではないでしょうか。

施設ケアマネは施設の中の多くのスタッフと関わるので、上手に付き合っていきたいですよね。

わたしも介護老人保健施設(老健)に転職して、施設ケアマネをしていた経験があります。

この記事では、老健での人間関係や施設ケアマネの立ち位置を始めとして、人間関係を築くポイントと辛くなった時の解決策をご紹介します。

ちなみに、経験者としての本音がダダもれです。

あなたの不安が軽くなれば嬉しいです。

目次

介護老人保健施設での人間関係は大変?

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老健は、医療やリハビリを提供して在宅復帰を目指す施設。

医療系専門職(医師、看護師、リハビリスタッフ、管理栄養士)と介護系専門職(介護士、支援相談員、ケアマネ)が連携して高齢者を支援しています。

しかし、それぞれの職種間で考え方や価値観が違うので、摩擦が起きてしまうことも。

知り合いが働く老健では、医療職の意見が強くて、介護職が萎縮してしまっているとか、看護師と介護士が対立して、意見を譲らないという話を聞きます。

新人ケアマネといっても、入所者さんのために多職種の連携を図っていくことが、施設ケアマネの大事な仕事。

老健の特徴と人間関係で、気をつけたいことをまとめました。

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介護老人保健施設の特徴とは?

老健では入退所者が多いことが特徴のひとつです。

在宅復帰率や回転率が施設の介護報酬や加算に関わるので、入所者が入れ替わるスピードが早いです。

入所の流れは、まず支援相談員が入所の受付→判定→契約を行います。

そのあとにに施設ケアマネケアプランを作成→現場スタッフと打ち合わせをして入所調整を行うという流れが多いです。

退所は、原則3ヶ月で在宅復帰できるようにケアマネがケアマネジメントを行い、退所調整を進めていきます。

施設ケアマネは、経営側の相談員と現場スタッフとの間に入って調整していくため、気苦労もあります。

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老健スタッフと施設ケアマネの関係

【老健ケアマネの立ち位置の悩み①】スタッフとの板挟み

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支援相談員は、具体的な数字の目標(ノルマ)があるので、施設ケアマネに入退所調整のスピード感を求めます。

一方で現場スタッフは、目まぐるしく入所者が入れ替わることに不満が出てきます。

入退所調整では、施設ケアマネは相談員と現場スタッフとの板挟みになりやすいです。

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これは私の失敗談です。

入退所回転率の関係で、看取りケアの利用者が亡くなられると、すぐに次の入所者の受け入れを進めていました。

実際には亡くなられる少し前から準備を始めて、ベッドが空けば、すぐに新しい入所者を受け入れる体制をとっていました。

ある時、現場スタッフから「見送ったばかりなのに、すぐ入所なのか」と不満の声があがりました。

いつ亡くなられるかわからない状況で、気を張って仕事をしていたスタッフに、「お疲れ様でした」や「ありがとう」の言葉もかけず、業務的に入所を進めていたことが原因でした。

自分としてはそんなつもりはなかったのですが、

ベッドが空けば、すぐに新しい入所者がやってくるのは当たり前。

現場スタッフがそれに従うのも、当たり前。

こんな態度だったのかもしれません。

これは大失敗です。

人間関係がギクシャクとしてしまう経験でした。

【チェック!】ケアマネが夜勤する施設の種類はどこ?夜勤中の仕事内容や給料事情を教えるよ!

【老健ケアマネの立ち位置の悩み②】 家族との板挟み

老健の施設ケアマネは、家族とスタッフの間でも板挟みになることがあります。

本来の老健とは、リハビリで機能改善を図り、在宅復帰を目指す施設です。

家族もそれをどこかで説明されて、「リハビリできる!」と期待していることも多いです。

わたしが担当していたケースでこんなことがありました。

病気の後遺症で、以前のように歩くことができない利用者さんの家族。

歩けるようになって帰ってきてほしい!」との強い希望がありました。

しかし、「今の状態を維持する以上の回復は難しい」と言うリハビリスタッフ。

ここの施設では、ちゃんとしたリハビリをしてもらえていないのではないか

こんな風に家族から誤解され、板挟みになってしまいました。

  • 家族の希望: 歩けるようになってほしい
  • 実際の状態とリハビリ担当の判断: 歩けないけど、今できることを維持するべき

老健の施設ケアマネとして、この二つをすり合わせて、家族に説明ができていなかったのが原因でした。

老健の施設ケアマネ、立ち位置は・・・

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老健での施設ケアマネの立ち位置は、とっても曖昧です。

施設の中では、経営側でも現場側でもありません。

施設ケアマネは、家族の想いも、施設の状況もよく理解している立場でもあります。

ケアマネジメントでは家族の想いも汲み取りながら、多職種のバラバラの意見をすり合わせていく必要があります。

ケアプランが家族に寄りすぎていたり、施設の都合を優先したものにならないように。

そして、共通した理解をもとにサービスの提供が行えるように。

老健の施設ケアマネは、曖昧な立場をうまく使って、バランスを取りながら、ケアの方向性の舵取りをしていくのが大事なんだなと感じています。

良好な人間関係を作る方法(気づかいができる施設ケアマネになろう)

老健の施設ケアマネをやっていくには、施設という箱の中では嫌われたらおしまいです。

特に施設ケアマネという仕事は、スタッフに協力してもらわないと仕事がまわりません。

わたしは自分の失敗から、良好な人間関係を作るために、こんなことを意識しています。

  • 感謝の言葉を伝える。
  • ねぎらいの言葉を伝える
  • 困ったことはないか聞く
  • 中立的な立場にいる
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そしてスタッフには、こんな声かけを頻繁にするようにしています。

「○○してくれて助かりました」

「いつもありがとうございます」

「〇〇さんの対応にご家族が喜んでおられましたよ」

「大変でしたね。お疲れ様でした」

「〇〇さんのことで困ったことはないですか?」

ありきたりの言葉ではなくて、具体的な言葉かけができるといいですね。

こまめに、スタッフに困ったことがないかと聞けば、

「施設ケアマネも、この利用者さんのことを気にかけてくれている」

こんな風に伝わりますし、ケアマネとして情報収集もできます。

そしてこれは、施設ケアマネが集まると話題となるのですが、

スタッフと仲良くなっても、決してうわさ話や悪口には参加しない。

施設ケアマネは、常に中立的な立場でいる。

これも、とっても重要です。

施設ケアマネがうわさ話や悪口大会に参加していると、周りの信用を無くします。

そのうち、自分の仕事の足を引っ張ることになるかもしれません。

スタッフと仲良くやれば、施設ケアマネの仕事も楽になります。

しかし、いつも仲良しチームというわけにはいかないので、仕事は仕事と割り切って、言うべきことは言う強さは必要です。

老健ケアマネで働いて、人間関係に辛くなる時は?

周りに気をつかって仕事をしていても、人間関係につまづくことはあります。

辛くなったときのために、上司や同僚など相談できる人をみつけておきましょう。

何かしらのアドバイスをもらえるはずです、

決して1人で抱え込まないでくださいね。

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もちろん限界だと思えば、転職するのも方法のひとつです。

潰れてしまうよりは、ずっとマシです。

繰り返しますが、老健の施設ケアマネは関わる人が多い仕事です。

人間関係が精神的な負担となってしまう前に、こまめに対策をして楽しく働きましょう。

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