ケアマネを辞めたい！居宅や施設、職場別の「ケアマネを辞めたい理由」と退職する方法

ケアマネ辞めたい！！

あなたはケアマネをやっていて、こう思ったことはありませんか？

ぐるほケアマネの私は、何度そう思ったことでしょう。

あんなに一生懸命勉強し、反吐が出るほど面倒な研修を乗り越え取得したケアマネ資格。

でも、実際ケアマネとして働いてみたら、めちゃくちゃ大変すぎませんか？

何が利用者本位だ！何がハブ機能だ！

正直ただの何でも屋じゃないか！

・・・っは！！

失礼しました。

というわけで当サイトの過去記事から、ケアマネを辞めたい理由を職場別にまとめてみました。

居宅ケアマネに施設ケアマネ、主任ケアマネや小規模多機能、グループホーム・・・。

もちろん、私の本音も赤裸々に綴っています。

（ちなみに私は、この記事を書いている正に今、ケアマネを辞めたいと思っています）

そして最後に、「サクッと辞める」ウルトラCな方法も紹介しました！

居宅ケアマネを辞めたい理由（職場別）

まずは、ケアマネ業界の多数派「居宅ケアマネ」の実態です。

居宅ケアマネの職場と立場別で、辞めたい理由を見てみましょう。

居宅のケアマネを辞めたい理由

ケアマネ資格を取ったら、居宅に憧れる人も多いのではないでしょうか。

しかし居宅は受持ちも多く、利用者の状況もそれぞれ違うし、いかにも大変そう・・・。

でも本当に「居宅ケアマネを辞めたい理由」は、そこではありません。

何が一番大変かは人それぞれですが、人間関係に悩んで辞めるケアマネの多いこと！

そう思いますか・・・、そうですか。

居宅ケアマネの仕事は、利用者のケアマネジメントだけなら、なるほど個人プレイです。

でもほとんどの事業所は、複数のケアマネが在籍しているもの。

個人プレイが向いている（集団行動は無理）・・・という同僚や先輩・上司、後輩ケアマネに囲まれているわけです。

それにケアマネはハブ機能であり、チーム連携という人間関係も抱えています。

「なんでそんなこともできないの？」「ミスばかり」「ケアマネのくせに」・・・。

悪口攻撃にさらされるなど、殺伐とした状況も起こり得るのです。

責任感が強い居宅ケアマネほど、辞めたいと言えず自分を追い詰めてしまいます。

仕事に行けなくなったり、うつ病になってしまったり・・・。

人間関係の問題で、辞めたいというより辞めざるを得ない状況になることも考えられるのです。

地域包括のケアマネを辞めたい理由

地域包括のケアマネは、どんなことをやっているか知っていますか？

居宅ケアマネなら地域包括ケアマネへ、応援・不満・同情・尊敬と様々な感情をお持ちでしょう。

しかし、私のように施設ケアマネの経験しかない場合、よく分かっていないこともあります。

予防プランを作るのは知っていたけれど、その他にも色々な役割を担っている地域包括ケアマネ。

それにしてもこの業務量・・・。

当然、残業も多いと聞きます。

さらに関係機関、特に居宅ケアマネとの関係作りには苦労するそうです。

地域包括は地域のケアマネに助言する立場だからか、上から目線と言われることもしばしば。

居宅ケアマネからは、直接こんな苦情を言われることもあります。

同じケアマネ同士なのに、何だか孤立して孤独を感じる・・・。

これを理由に辞めたいと思ったり、実際に転職する地域包括ケアマネもいます。

主任ケアマネを辞めたい理由

ケアマネ自体がステップアップの資格。

ケアマネを持っているだけで、「すごいね！」と言われたことありませんか？

そのケアマネに主任が付く、ケアマネの上位資格である主任ケアマネ。

その役割は、ケアマネジャーの育成・困難事例の対応・地域づくりなどです。

もちろん利用者も担当し、ケアマネジメント業務も行います。

想像するに（いや、想像する前から）、明らかに多忙な仕事。

堂々とそう言える主任ケアマネは、実際はどれくらいいるのかしら。

主任ケアマネはとにかく研修が多くて、普段の業務にも影響が出るほど。

実習生を受け入れた日にゃー、いい加減なこともできず業務は溜まっていく一方でしょう。

それなのに！

主任ケアマネになったからって、給料は変わらないこともあるのです・・・。

手当もつかず、業務ばかり増えることが多い主任ケアマネ。

とは言え、居宅介護支援事業所には必置で、開業も出来ちゃう「使える資格」。

転職にも有利なのですが、今の職場では業務量と給料が見合わず、辞めたいと思う主任ケアマネも多いのです。

キャリアアップしたのに、給料が追いつかないのは悲しすぎる・・・。

施設ケアマネを辞めたい理由（職場別）

「辞めたい！」と思っているのは、居宅ケアマネだけではありません。

入所施設で働くケアマネだって、なかなかシビアな立場で奮闘しています。

（厳密には居宅扱いですが、小規模多機能型居宅介護とグループホームのケアマネも、ここでは施設ケアマネに含めました）

施設ケアマネを辞めたい理由

グループホームや小規模多機能も施設ケアマネとして括られることがあります。

・・・が、ここで言う施設ケアマネとは、以下の施設です。

特養・老健・介護医療院（介護療養型医療施設）・介護付き有料老人ホーム

これら施設ケアマネの最大の特徴は、受持ち利用者の多さです。

まず、多すぎて覚えられません。

そして、毎月の更新や区分変更やら新規受け入れやら・・・膨大な手続きをこなします。

さらに、日常的なクレーム処理。

利用者や家族だけならまだしも、身内（施設職員）からもクレームがあるのが切ない。

そして、現場の人手不足を補う助っ人（介護人）。

そう言わんばかりに、介護スタッフの支援に駆り出されます。

そうするとどんどんケアマネマターの業務は遅れていき残業の毎日。

こうした苦労で心身を擦り減らし辞めたいと思って去るケアマネが多いのです。

小規模多機能型居宅介護のケアマネを辞めたい理由

在宅サービスの位置づけですが、泊まりに長期滞在する利用者もいる小規模多機能こと小多機。

そのため、居宅ケアマネと施設ケアマネの2つの側面を持っていると言っても良いでしょう。

小多機はまだ認知度が低く、利用者やその家族から直接の問い合わせが少ない。

だから同業ともいえる居宅ケアマネから、「困難ケース」を持ち込まれがち・・・。

そして月額制で使い放題なので、支援が手厚いと期待され、病院や地域包括などから紹介を受けることもしばしば。

そういったケースは、難しい利用者や家族のケースがやっぱり多いです。

そのため小規模多機能ケアマネは、サービスの調整やプラン作成に頭を悩ませることになるのです。

それなのに！

小多機でのケアマネ経験は、原則は主任ケアマネになる為の経験年数に含まれません！

何のために仕事をしているか分からなくなり、いつしか心が折れてしまう。

燃え尽き症候群で、辞めてしまう小多機ケアマネも少なくないようです。

（注：主任ケアマネの経験年数要件は、自治体判断や法改正により条件が異なる場合もあります）

グループホームのケアマネを辞めたい理由

さてこの記事を書いている私は、グループホームで働く「ぐるほケアマネ」です。

グループホームでは、ケアマネの受持ち利用者は多くても27名くらい。

（ユニット数によっても異なり、私は最大18名）

居宅療養以外の介護サービスは施設内で完結するため、サービスの選択に悩まなくても良いです。

こう見ると、なんだか良い所取りに聞こえるグループホームのケアマネ。

しかし問題は別にあって、ぐるほケアマネは介護職と兼務しているという実態がキツイ。

現場との兼務・管理者との兼務で、ケアマネ業務はどんどん後回し・・・。

小規模な施設なので現場との距離が近く、介護職としても戦力ですから、ケアマネの立ち位置が曖昧になってしまいます。

「忙しいから現場に入ってよ」「座ってＰＣばっかり見ている」

と、辛辣な言葉を浴びせられることもあります。

そのくせに「ケアマネなんだから」と面倒なことを押し付けられることも。

またグループホームのケアマネは、一人体制の施設がほとんど。

ケアマネの同僚はおらず、同じ立場で相談できる相手もいません。

自分のケアマネジメントが良いのか不安になり、いつも恐怖を感じています。

私はこんな理由から、ケアマネを辞めたいといつも思っているのです。

我慢しないで！ケアマネが職場をサクッと辞める退職方法

どの職場に所属していても、ケアマネが大変な仕事であることに変わりはありません。

あんなに頑張って取ったケアマネ資格。

せっかくなら資格を活かして働き続けたい！

・・・ですよね。

確かに一生懸命勉強して取った資格なので、もったいなく思うのは分かります。

でも、私は思うんです。

ケアマネは対人援助職。心を使って業務にあたります。

そしてケアマネ業務は、ひとりの利用者の「人生」を変えることだって珍しくありません。

「しんどい」「辛い」「もう限界」

自分をすり減らし、心を蝕まれながら責任重大な仕事をやるくらいなら、辞めたって良いんです。

もう一度基礎資格の仕事に戻るも良し、全く違う仕事をするも良し。

誰の為でもなく自分の為に、自分を大切にできる選択をすることが一番だと思います。

「辞めたいけど自分からは上司に言えない」「言うのが怖い」

そう思っているなら、退職代行という選択もあります。

私も現場で遭遇したことがあるのですが・・・、詳しくはコチラ。

ケアマネでも退職代行を利用できる？辞めにくい事情と退職代行のメリットや選び方を解説

＼全てお任せ電話一本／

低費用で確実に退職しよ！

【まとめ】職場別、ケアマネを辞めたい理由とサクッと退職する方法

居宅ケアマネから施設ケアマネまで、主任ケアマネに小規模多機能やグループホーム、様々な職場別「ケアマネを辞めたい」理由を見てきました。

・・・と、ここまで書いてきましたが、私はケアマネという仕事が好きです。

しかし、毎日「辞めたい」と思いながら仕事をしているのも事実。

利用者本位とは程遠い、事業所の言いなりのケアプラン。

ハブ機能という名の何でも屋の現実。

自分の心や身体や生活を犠牲にして働くことに疲れてしまっています。

仕事は好きだけど、大変すぎて辞めたい。

そう思い詰めるくらいなら、無理せずに休んだり、退職や転職しませんか。

この記事を通して、あなたがあなたを大切にできる選択につながることを願っています。