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ケアマネの転職先、福祉用具の営業事務ってどう?給料下がっても負担は軽い?【体験談2選】
ケアマネジャーから、事務職に転職する。
これって、実際どうなんでしょう。
今回は、福祉用具業者の「営業事務」に転職した元ケアマネさんに、その体験談を語ってもらいました。
福祉用具相談員ではなく、営業事務。
ケアマネ資格とは、全然関係ないじゃない・・・。
そう思われますか?
考えてみると、ケアマネの仕事はいわゆるマルチタスクです。
山ほどの事務作業をこなす一方で、利用者さんや家族と面談。
業者との連絡調整に、クレーム処理・・・。
施設ケアマネなら、介護業務を兼務する場合もありますよね。
こんなにあれこれ、ケアマネの業務って多すぎ!
でも介護現場の経験と知識を捨てて、全然違う業界に転職するのも不安です。
ケアマネで得た経験を活かしつつ、身体に負担の少ない事務仕事だけしたい。
福祉用具業者の「営業事務」では、そんなことが可能なのでしょうか。
福祉用具事業所の営業事務の仕事とは?給料や待遇、ケアマネとは何が違う?
福祉用具貸与事業所の営業事務の仕事とは?
福祉用具貸与事業所とは、いわゆる福祉用具のレンタル・販売業者。
事務所内で働く職種は、通常「福祉用具相談員」と「営業事務」の二つです。
電話一本で、車いすも歩行器もすぐに届けてくれる・・・。
と、それは「福祉用具相談員」さんですね。
福祉用具相談員は、実態はほぼ営業マンです。
福祉用具の知識の他に、ケアマネや施設へ「売り込む力」が必要。
会社によっては営業ノルマもあり、決して楽な仕事ではありません。
一方で「営業事務」は、事務作業やサポート業務がメインです。
いわゆる、事務員ですね。
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営業事務の給料や待遇、ケアマネとは何が違う?
ケアマネから、福祉用具事業所の営業事務に転職すると、たとえば何が変わるでしょうか。
- 福祉用具事業所の営業事務は、給料は下がる
- 夜勤や休日・夜間の電話当番はない
- 外部関係者との交渉やクレーム対応はない(あるいは激減)
まずは営業事務の平均的な給料を見てみましょう。
「福祉用具事業所」に特化したものではありませんが、営業事務の給料相場はこちら。
- 平均年収は、347万円。
- 派遣社員の時給相場は、1396円。
これは、大手求人サイト「求人ボックス」内の求人情報の集計結果。
2022年3月時点でのものです。
ちなみに正社員に限ると、年収ボリュームは252~631万円。
つまり勤務先の状況や経験・スキル次第で、高年収もあり得ることを意味します。
ちなみにケアマネジャーの平均年収はと言うと・・・。
- 全国平均では、ケアマネの年収は420万円程度
出典:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」
うーん、営業事務の方が給料は低い印象ですね。
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ただケアマネの場合は、「居宅ケアマネ」「施設ケアマネ」で、給料に差が出るのも事実。
施設ケアマネは、夜勤手当を支給されている場合があるからです。
また実際にはボーナスも、職場によって大きな差があるようですね。
ケアマネの冬ボーナス、2021年はどうだった?現実の手取りは?
なるほど・・・ね。
営業事務の給料も、求人によって高低差が大きい。
そうなると、ケアマネと営業事務の給料は、実際には大きな差はないかもしれませんね。
一方で、ケアマネと営業事務の決定的な違いは、夜勤・休日当番の有無です。
さらにはクレーム対応や面談業務など、ケアマネ業務では当たり前の「ヒューマンビジネス」。
これが営業事務は、激減します(ほとんどない場合も)。
というわけで、実際にケアマネから営業事務へ転職した方の本音を見てみましょう。
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【体験談】ケアマネから営業事務へ転職してどうだった?
【ケアマネから営業事務へ転職①】施設ケアマネから転職したケース
30代、女性、一人暮らしです。
特養のケアマネとして15年勤めました。
ケアマネとしては、1人で20人の利用者様を担当。
ケアプラン作成や契約時への対応を全て担ってきました。
介護職の兼務はありません。
ただケアマネ業務は全て自分が行い、周囲には協力が得られず残業続きです。
朝8時~夕方17時の勤務ですが、残業で帰りが20時になることは珍しくありません。
自分1人で業務を全て担うことと、連日の残業続きに疲弊して、転職を考えるようになりました。
利用者さんのご家族から理不尽なクレームが入り、対応することも多かったです。
なので、精神的負担の少ない仕事を必然的に求めるようになりました。
ケアマネ時代は、困った時に気軽に相談できる人がいないことが辛かったです。
福祉用具事業所の営業事務、転職した感想は?
福祉用品レンタル事業の事務に転職した理由は、やっぱりケアマネ経験があったからです。
もともとケアマネとして介護現場を見ることが多かったため、福祉用品に関する知識がありました。
それを次の仕事にも活かしたかったです。
営業事務に転職してからは、朝9時~夕方17時までの仕事です。
決まった時間に退勤ができることへの満足感があります。
そして事務はひとりではないので、分からないことは気軽に別の人へ聞けるという安心感もあります。
これが前の職場とは大いに違うと感じています。
バタバタとして忙しない介護現場から離れ、事務としてパソコンの仕事をすることには、肉体労働から解放されたという気分になりました。
出勤時間、退勤時間、休日と生活も安定したため、体調を崩したり精神的にしんどいと思うこともなくなりました。
これまでもケアマネとして、ケアプラン作成や契約時の書面のやり取り、説明、クレーム対応など、自分でも事務的な業務が多いなとは感じていました。
しかし、実際に事務職に転職してみると、ケアマネでも、介護業務の手伝いを行ったりと大半は肉体労働や利用者への介護で1日が終わっていたなということに改めて気づきました。
今思うとケアマネ時代は、事務業務と肉体労働のダブルパンチ状態でした。
でも転職後は事務作業に専念できる空間が確保できるため、仕事も安心して取り組めるようになりました。
常にしないといけないことで頭がいっぱいで、アンテナを張って考えないといけない状況だったなと思います。
でもそれから解放され、仕事に安定感を感じるようになりました。
営業事務は、オペレーター業務やデータ入力など、やってみるとおもしろかったです。
もっと追究していきたいという意欲が感じられるようになり、仕事も楽しくできています。
福祉用具事業所・営業事務の採用面接で聞かれたことや、PRしたことは何ですか?
採用面接では、なぜケアマネから事務職に転職したいと思ったのか、動機を尋ねられました。
なので、動機を元に自己アピールしています。
もともと福祉関連の高等学校、大学を選んで介護の仕事をしたいと思ったこと。
利用者やご家族のニーズ、悩みに応じたサービスの提案やプラン計画を行う。
そんなケアマネの仕事に憧れて、前職では特別養護老人ホームに勤めたこと。
ケアマネ資格を取ってからは、1人で大人数の利用者を担当。
でも一人ケアマネで相談できる人もおらず、毎日のサービス残業に疲れてきたこと。
自分自身のケアマネとしての勤務経験を活かせる仕事を探しており、福祉用具レンタル事業の事務職に惹かれたこと。
介護現場から一歩離れた視線で、介護事業をサポートできるような仕事をしたいと感じたから。
ということを志望動機、自己PRとして説明しました。
福祉業界のみならず、事務の仕事には以前から興味はありました。
でもパソコンスキルやそれに伴う資格を保持していないということは不安でした。
なので福祉サポート事業なら、自分の持っている知識や、資格取得の勉強で習ったことを活かしながら、新しいことに取り組めるのではと思った・・・。
というようなことを話したと記憶しています。
ケアマネとしての経験と、これからやってみたい事務の仕事。
営業事務は、その中間地点にある仕事だと感じています。
自分がどういう意図で転職をしたいと思ったのか。
なぜこの業種を選んだのか。
これを正直に話したことは、採用面接でPRになったと思います。
ケアマネから営業事務の転職に迷う人へメッセージ
私が福祉大学を卒業して新社会人になった頃、
「念願の仕事に就けた!これから精一杯頑張るぞ!」
という熱意にあふれていました。
しかし、数年を過ぎた頃には、その熱意もしんどいという気持ちに変わり、毎日多忙な日々を送り続けていました。
職場を変えれば気分も変わると思って、別の介護施設に転職したこともありました。
でも、同じことの繰り返しだ思った記憶があります。
新しいことをしたいなら、勇気を出して別業種へ転職することも大事だと私は思います。
ケアマネの資格があるからと言って、定年までケアマネの仕事を全うすることは、義務ではありません。
現在の仕事にこだわり過ぎず、転職は視野を広く持った方が成功しやすいと思っています。
【ケアマネから営業事務へ転職②】居宅ケアマネから転職したケース
30代の女性です。
前職は居宅ケアマネとして、有料老人ホーム付属の事業所勤務でした。
大学卒業後に就職し、8年間ずっと実家から通勤していたので、そこしか知りません。
居宅ケアマネだったけど、介護士と一緒にホーム内で介護もありました。
よく考えると変だけど、担当者のほとんどはホームのお年寄りなので、そんなもんかと思っていました。
介護職は入れ替わりがすごくて、足りないときは私も夜勤をしていました。
人間関係は良かったけど、居宅ケアマネの仕事と時々夜勤というのは、ちょっと辛かったです。
なので30歳の時に結婚することとなり、思いきって退職しています。
そのときにケアマネとしてではなく、福祉用具の事務に転職をしました。
福祉用具事業所の営業事務、転職した感想は?
今は介護用品を取り扱う会社に就職をし、そこで営業のサポート・事務を行っています。
アットホームな会社で、他社の支店に比べてスタッフは少数です。
それでみな仲が良く、和気あいあいとして仕事をしています。
私の場合、ケアマネの経験が内定につながったと、後でちらっと耳にしました。
確かに面接でも、そこを多く聞かれています。
営業事務に転職してからは、残業することがほとんどなく帰社できています。
そして正社員ならば、ケアマネ時代と収入はほとんど変わりありません。
ただ私は夫の転勤もあるので、契約社員を選んでいます。
収入はケアマネ時よりかは少し減りましたが、充実した毎日を過ごしています。
ケアマネは大変だったけど、介護業界は好きです。
そこで介護関係に仕事を探していたので、介護用品を扱う会社に入社できたのはラッキーでした。
福祉用具事業所・営業事務の採用面接で聞かれたことや、PRしたことは何ですか?
ケアマネの退職理由
結婚を機にケアマネを辞めたけど、福祉器具や介護用品に興味があり、転職したと伝えました。
ケアマネ時代は、福祉器具や介護用品にいかに助けられたかと、利用者さんのエピソードを話しました。
営業事務の志望動機
ケアマネとして勤務していて、仕事のしやすさは、やはり介護用品の力が大きかったです。
ベットや車イスの利用は、ケアプランで欠かせないと思っていると伝えました。
また、歩行器を使って歩いていたおばあちゃんの話をしました。
その利用者さんは、元々は歩行器なしでは歩けない方でした。
でも歩行器を使って歩く練習をしていたら、自分の足で少し歩けるようになったのです。
そんなケアマネ時代の実体験を面接で話しています。
入社したら思い描いている仕事像
ケアマネの知識を生かして、営業の方のサポートを行っていきたい。
元々自分は、誰かをサポートするのが好きでケアマネになりました。
今度は、営業の方が仕事がしやすいように、環境づくりをしていきたい・・・というようなことを話しました。
ケアマネから営業事務の転職に迷う人へメッセージ
ケアマネも含めて、介護の業界は退職する人が多いです。
しかし、他の仕事に就くことに抵抗を感じている方が多くいるように感じます。
私も最初は、営業事務の仕事が自分に務まるのかどうか、とても不安でした。
営業事務ではなく、ケアマネとしてまた働こうかも悩みました。
リハビリ施設も興味があり、老健に面接してもらおうかと考えました。
普通の居宅介護支援事業所も、見学に行きました。
でもなんか、しっくりこなかったです。
それでケアマネではない違う仕事もしてみたく、営業事務に挑戦しました。
こんな私でも何とかなっているので、他の業種に興味があれば、やってみるといいですよ。
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