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ケアマネ受験資格の最短ルート!保育士や教師は?5つの事例で紹介します!
こんにちは。元保健師ケアマネのyumikoです。
ケアマネジャーといえば、介護分野ではキャリアアップの王道。
でもケアマネの資格を得るためには、年1回の試験に合格し、しかも実務研修を受ける必要があります。
年を取ると勉強が大変そう。
少しでも早いうちに資格を取っておきたいんだけど・・・。
ちなみに2017年までは、
- 介護職員初任者研修修了者(いわゆるヘルパー)
- 無資格で介護の仕事をする人
この場合でも、一定の介護実務経験があれば、ケアマネ受験資格の対象になっていました。
でも、2018年から制度が変わっているとご存知ですか?
基本的には、医師や看護師、介護福祉士や社会福祉士といった国家資格がないと、ケアマネ受験資格を得られなくなったのです。
(一部の相談支援職の経験者は、無資格でもケアマネの受験資格がありますが・・・)
じゃあ、無資格の今からケアマネになるには?
勉強も大変って聞くし、不安ばかり
国家資格を持たない場合、ケアマネ受験資格を得るためには、最短で何年かかるのか?
それは、既に持っている(目指す)資格や経験年数によって違います。
この記事では、ケアマネ受験資格の最短ルートについて、5つの事例で紹介します。
また資格取得のための勉強方法も、あわせてお伝えしますね。
【チェック!】介護福祉士とケアマネ、どっちがいい?転職して気づいた誤算とケアマネになるデメリット
最短でケアマネ資格を取りたい!5つのモデル事例
ケアマネ資格を取りたいと思う方の背景はさまざまです。
ここでは、想定される5つの事例を紹介します。
【ケース1】看護師からケアマネ
私は7年目の看護師です。
介護施設の経験はなくてずっと病棟にいました。
スキルアップのため資格を取りたいと思っています。
【ケース2】ヘルパーからケアマネ
私は介護職員初任者研修を受けた介護職です。
ヘルパーステーションで2年間働きました。
給料が安いので、ケアマネに転職したいです。
【ケース3】無資格相談員からケアマネ
私は、高齢者施設の生活相談員として働いています。
今は3年目で、資格は特に持っていません。
ケアプラン作成にも携わりたくて、ケアマネを目指しています。
【ケース4】保育士からケアマネ
私は保育士をしています。
祖父の施設入所でケアマネさんにお世話になったので、私もそんな仕事をしたいなと思いました。
保育士よりは、ケアマネは体力を使わないと聞いたのも魅力です。
【ケース5】教師からケアマネ
私は学校の教師です。
介護の経験は全くありませんが、介護業界に興味があります。
教師もケアマネの資格を取れると耳にしたので、将来のために挑戦しようと思いました。
それでは、それぞれのケースごとに「ケアマネ資格の最短ルート」を見てみましょう。
【チェック!】看護師がケアマネ試験を受けるなら実務経験に注意!合格率や転職先の職場はどこ?
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ケアマネ受験資格の最短ルート!保育士・教師は・・・?
【ケアマネ最短ルート:ケース1】看護師(職歴7年)からケアマネ
看護師は責任が重くて、体力的にも辛い。
少しゆっくりした仕事に転職したい・・・。
そんな気持ちの看護師7年目、すぐにケアマネ資格を受験できます!
看護師(国家資格)がある場合、ケアマネ受験資格の要件はこれです。
実務経験が、5年以上かつ900日以上あること
実務経験とは、患者さんなどへ、直接的な対人援助業務をした期間
つまり看護師歴7年の場合は、既に受験資格を得ています。
(ただ対人援助をしない部署の場合は、実務経験と認められない場合もあります)
看護師からケアマネに転職は子育て世代におすすめ?3つのメリットがあった!
【ケアマネ最短ルート:ケース2】ヘルパー歴2年からケアマネ
介護職員初任者研修(かつてのヘルパー資格)は、2022年現在はケアマネの受験資格から外れています。
そのため「ヘルパー歴2年」なら、介護福祉士の資格をとることが近道です。
(他の国家資格でもOKですが、介護の知識を活かすなら介護福祉士でしょう)
ちなみに介護福祉士を受験するためには、3年間の実務経験と実務研修が必要です。
つまり「ヘルパー歴2年」でケアマネを目指す最短ルートはこうです。
- あと1年の実務経験と実務研修を経て、介護福祉士試験に合格する
- そして、介護福祉士として5年以上の実務経験を積む
この2つが必要なので、ケアマネ受験資格を得るためには、最短でこれから6年かかります。
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【ケアマネ最短ルート:ケース3】高齢者施設相談員(無資格)3年目からケアマネ
2022年現在は、医療福祉系の国家資格がなくても、唯一ケアマネを受験できるのが福祉施設の相談員です。
- 相談援助業務で5年以上の実務経験があること
- 相談援助の職種は、高齢者施設・障碍者施設の生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員
無資格・高齢者施設の相談員歴3年なら、受験資格を得るために最短でも2年は必要です。
【ケアマネ最短ルート:ケース4】保育士からケアマネ
高齢者施設と保育所を併設する・・・なんて案も、数年前に国から発表されましたよね。
ただ2022年現在では、保育士はケアマネ受験資格に該当しません。
(幼稚園教諭も同じです)
保育士からケアマネを目指すなら、まず介護福祉士の資格取得がお勧めです。
ケアマネとしてすぐに生かせる「介護知識」を学べる近道だからです。
保育士から介護福祉士になるためには、介護福祉士養成施設で1年間学び、国家試験を受けることが必要です。
そして介護福祉士資格を取った後、5年以上の実務経験を積むことで受験資格を得られます。
つまり保育士からケアマネに転職するなら、介護福祉士経由で最短で6年が必要です。
【働きながら介護福祉士資格を取る方法】
介護福祉系の資格を持たず、異業種からケアマネを目指すなら、まずは介護職として転職。
そして働きながら、介護福祉士の資格を取ることがお勧めです。
そもそもケアマネには、介護・医療の知識を幅広く身につけることが必要です。
そして介護福祉士は、それらを効率的に、幅広く学べるのです。
ちなみに介護職として働きながら、介護福祉士の資格を取るためには、こんな経路をたどります。
- 介護施設で3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了する
- 介護福祉士国家試験を受験して合格する
【ケアマネ最短ルート:ケース5】教師からケアマネ
教師(教員免許)は、残念ながらケアマネ受験資格に該当しません。
そして教師としての職歴も、ケアマネ受験資格としては考慮されないです。
【チェック!】ケアマネに学歴は必要?就職やケアマネ業務に関係する?
教師からケアマネに転職するには、二つのルートがあります。
ひとつめは、医師や看護師、介護福祉士などの医療福祉系の国家資格を取得し、5年以上の実務経験を積むこと。
ちなみに国家資格のルートは、医師で最短6年、看護師で最短3年、介護福祉士は最低2年です。
もしくは、相談援助業務(生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員)として、5年以上の実務経験を積むことです。
ただ昨今では、相談援助職を募集する場合も、応募条件を提示されることが一般的です。
そのほとんどは、社会福祉士・精神保健福祉士の有資格者や福祉系大学・専門学校の卒業生に限る例が多いのです。
教師など異分野で働く人が、社会福祉士及び精神保健福祉士資格を取るには、最短でも1年かかります。
- 1年かけて社会福祉士など取得し、相談援助職で5年の実務経験を積む
- 2年かけて介護福祉士を取得し、介護施設で5年働く
教師からケアマネを目指す場合は、受験資格を得るために、最短でも6年かかるのです。
ケアマネ受験資格を得た後は?最短でケアマネ合格を目指す勉強法!
晴れてケアマネの受験資格を得られたら、今度はいよいよ試験ですね!
働きながらの受験勉強は、とにかく効率性が重要です。
【ケアマネ合格のための勉強法】
- 独学
- 通信講座
- 通学講座
大変な思いをせずに勉強するためには、自分にあった勉強方法を選ぶことが必須です。
ただそれぞれにメリットとデメリットがありますので、少し解説しますね。
【働きながらケアマネ受験の勉強法①】独学
働きながらケアマネ試験に合格を目指すなら、まずオーソドックスなのがこれですよね。
自分で参考書や問題集を購入して勉強する方法、つまり独学です。
手軽に始められる独学ですが、やみくもにテキトーにやっては意味がありません。
独学勉強で、効果が高い方法や注意点はこちらです。
【独学で効果の上がる方法】
- 試験勉強を始める時期は、最新の試験対策本が発売される1月から3月頃がおすすめ
- 介護支援専門員基本テキストは必ず用意する
- 参考書は自分にあったものを1冊選び、何度も読む
- 問題集で過去問を何度も解く
- 時間に余裕があれば、模擬試験を受けておこう
独学のメリットは、まず自分のペースで勉強できることでしょう。
それに参考書や問題集を購入するだけなので、費用を安く抑えることもできます。
さらに「どこでも出来る」ので、通勤時間や家事の隙間時間を有効活用できます。
でももちろん、独学のデメリットもあるわけで・・・。
- モチベーションを保ちにくい
- 分からないことをききにくい
- 自分でスケジュールを立てるのが大変
「ケアマネに合格したい!」という切実で強い気持ちがないと、なかなか続けられないのも現実です。
そんな場合は、通信講座や通学講座を受けるのもおすすめです。
(独学で失敗して、一年を棒に振るよりはマシですもんね)
【働きながらケアマネ受験の勉強法②】通信講座
ケアマネ受験についても、いくつかの企業や学校で通信講座を提供しています。
どの通信講座でも、カリキュラムのパターンは大体同じです。
【ケアマネ受験の通信講座の内容】
- 送られたテキストを中心に勉強し、添削課題を提出
- 講師のアドバイスをもとに、再学習して学びを深める
- 小テストや模試で、実力を確認する
ケアマネ受験で通信講座を受けるメリットは、例えばこんなものがあります。
- 自宅に居ながら、講師の指導を受けられる
- 既にスケジュールが立てられている
- 通学時間がかからない
特に「スケジュールが決まっていること」のメリットはとても大きい。
学ぶことの全体量を把握して、勉強のスピードを自分で決めるのは、かなり面倒な作業です。
やることが決まっていて、それに自分の予定を合わせる方が楽ちんですよね。
ただ一方で、通信講座にもデメリットはあります。
まずは「費用が独学より高い」こと。
また、プロがスケジュールを決めてくれるとは言え、それをやるのは自分です。
勉強するかどうか見られているわけではないので・・・、サボっちゃう危険はありますね。
【働きながらケアマネ受験の勉強法③】通学講座
独学や通信講座では、受験勉強をこなせる自信がない・・・。
そんな場合は、通学講座しかありません。
「通学講座」とは文字通り、ケアマネ受験講座を行っている学校に通って、強制的に勉強する方法ですね。
通学講座のメリットは、まず「その場ですぐに、講師へ質問できること」でしょう。
疑問をサクサク解決できるので、暗記作業に集中しやすいです。
また同じ目標を持つ友達を作れることも、大きな利点です。
モチベーションを保つことはもちろん、ちょっとした会話や情報交換した内容が記憶に残り、受験本番で役に立つことも!
ケアマネ試験に合格後、就職先についても、情報収集ができるかもしれません。
ですがもちろん、通学講座にもデメリットはあります。
それはまず、「費用が高い」こと。
独学よりも、ほとんどの通信講座よりも、通学講座が最も高額の費用です(例外もありますが)。
また通学講座は、授業の時間割が固定されています。
強制的に勉強時間を作れる半面、その会場に到着するためには、移動時間を捻出しなければいけません。
独学や通信講座に比べ、現在の仕事や家族との時間を削る必要が出てくるのです。
【まとめ】ケアマネ受験資格を最短で得る方法!保育士や教師は?5つの事例で紹介します
ケアマネ受験資格を得るルートは人それぞれですが、最短でも5年以上です。
そしてケアマネ受験資格を得られた後は、試験に合格しなくてはいけません。
しかも基本的には、働きながらの試験勉強になるでしょう。
ケアマネは資格を取る前も、取った後も大変な仕事です。
大変な反面、やりがいを感じられる仕事でもあります。
これからケアマネの資格を取りたい方は、高いモチベーションを維持できる環境で、ぜひ頑張ってほしいと思います。
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