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ケアマネの独立開業は大変?自由と経営・営業、7つのメリット&デメリットまとめ
こんにちは。元保健師ケアマネのyumikoです。
ケアマネとして働く中で、こんなことを感じるときはありませんか?
ケアプランを立てるとき、併設の事業所につなげることが多い
事業所が独立していたら、もっと自由にケアプランを立てられるのに・・・
またケアマネ仲間が独立して、生き生きと働いているという状況を目にしたら、
「自分も独立開業したい」
と、そんな気分になったりして・・・。
しかしケアマネの独立開業は、決して簡単なことではありません。
キラキラしたメリットがたくさんある一方で、どーんとデメリットも存在するのです。
そこで今回は、ケアマネが独立開業した場合のメリットとデメリットについて、一挙に7つずつ紹介します。
将来的に、独立開業を考えている方の参考になれば幸いです。
ケアマネの独立開業、7つのメリットとは?
ケアマネとして独立開業する・・・。
具体的にはどんなメリットがあるのか、7つ紹介しましょう。
【ケアマネが独立開業する7つのメリット】
- 公正中立なケアマネジメントが可能になる
- 勤務時間を自由に決められる
- 比較的休みを取りやすい
- 時間に余裕ができる
- 利益が全て自分の給料になる
- 事業所内の人間関係に悩まずにすむ
- 業務の自由度が高い
それぞれ詳しく見ていきます。
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公正中立なケアマネジメントが可能になる
独立型ケアマネとは、居宅介護支援事業所のみ運営すること。
言葉を変えると、併設する介護サービス事業所がありません。
そのため特定の介護サービス事業所に縛られず、利用者さんに合った事業所を選択して、ケアプランを作成できます。
系列事業所の売り上げに貢献して!
利用者にサービスを勧めて!
系列事業所の管理者から、こんな要望を言われるストレスとも無縁になります。
公正中立なケアマネジメントが可能になることが、本来は独立開業の一番のメリットかもしれません。
【チェック!】ケアマネがフリーランスで働く方法2選!メリット&デメリットも…
勤務時間を自由に決められる
勤務時間を自分で決められる。
それもケアマネ独立開業の大きなメリットです。
しかしこれは、毎日気が向いたときだけ働けるという意味ではありません。
居宅介護支援事業所を立ち上げるためには、運営規程を作る必要があります。
その範囲内で、営業日や営業時間を定めるわけです。
ただし、自分の働きやすいように、運営規程上の営業日や営業時間を定めることは可能です。
土日に働く代わりに、水曜日は定休日で、ディズニーランドに行ったって良いわけですね。
休みを取りやすい
勤め先の居宅介護支援事業所によっては、休みが取りにくい職場も多いですよね。
ケアマネが複数いる職場でも、同じ日にみんなが休まないように調整する必要があります。
時には、同僚の休みを優先させる場合もあるでしょう。
でもケアマネ開業して1人事業所になるなら、同僚との調整を行わなくてよいので、希望の時期に休みを取れます。
もちろん事前に利用者さんやご家族、サービス事業所と調整しますが・・・。
少なくとも「同僚に気を遣う」ことはなくなります。
【チェック!】ケアマネの在宅勤務にデメリットはある?テレワークの方法や必要な条件もおさらい!
時間の余裕ができる
もし自宅で独立開業し、そのまま居宅介護支援事業所とする場合は、往復の通勤時間がカットできます。
通勤は意外にストレスになることも多いので、時間的余裕に加えて、精神的な余裕も期待できそう。
もちろん、上司の世間話に延々と付き合う・・・というような無駄な時間もないです。
利益はすべて自分の給料になる
居宅介護支援事業所に雇用されているなら、基本的に給料は固定給です。
例えば、担当する利用者さんが先月より多くなったとしても、もらえる給料は変わりません。
でもケアマネ独立開業の場合(しかも一人事業所ならなおさら)、利益がすべて自分の給料になります。
つまり、担当する利用者さんが増えると給料も上がるのです。
(売上から経費を引いた金額が利益なので、収入金額がそのまま手に入るわけではありませんが)
事業所内の人間関係に悩まずにすむ
ケアマネ業務は好きだけど、同僚や上司とはうまくいかない。
職場の風通しが悪くて、しんどい・・・。
そんな悩みはありませんか?
居宅介護支援事業所に雇用されていると、上司や同僚などと関わらないわけにいきません。
どうしても人間関係が複雑になり、なかには「イヤな奴」だっています。
独立開業して1人で仕事をする場合、上司や同僚がいないので、人間関係で悩むことは激減します。
業務の自由度が高い
独立開業したケアマネは、「仕事を選ぶこと」が可能です。
一方で雇用されているケアマネの場合、上司から指示された業務は基本的に断れません。
しかし、独立開業したケアマネなら、
- 「支援が難しい方を多く担当している」
- 「これ以上業務事を受けたら残業が増えてしまう」
そんな理由で、依頼を断ることが可能です。
自分自身が働きやすいように業務を調整できるのも、大きなメリットの1つですね。
ケアマネ独立開業、忘れてはいけない「7つのデメリット」とは?
ケアマネジメント公正に作れるし、人間関係のストレスは減る。
時間も自由になって、頑張ったらその分は自分のお金になる・・・。
そんなメリットたくさんのケアマネ独立開業。
ですがもちろん、知っておかなくてはいけないデメリットもあります。
【ケアマネ独立開業のデメリット7つ】
- 収入が安定しない
- 集客が大変
- 業務量が増える
- 介護報酬減算の可能性がある
- 責任が重くなる
- 代わりに対応してくれるスタッフがいない
- 相談相手がいない
それぞれ詳しく紹介していきます。
収入が安定しない
ケアマネ独立開業で一番のデメリットであり、恐怖はこれでしょう。
収入が安定しないリスク・・・ですね。
少々乱暴ですが、ケアマネ独立開業後の収入を試算してみましょう。
独立ケアマネの収益の柱は、ケアプランの作成料。
これは居宅介護支援費として、介護保険から全額出されます。
【ケアプラン作成で得られる居宅会支援費】
- 要介護1~2の利用者さんを受け持つと、1人当たり1076単位/月×10割
- 要介護3~5の利用者さんを受け持つと、1人当たり1398単位/月×10割
(注:ケアマネ1人当たりの受け持ち人数が40人未満の場合)
ではこれを元に、収益をざっくり試算・・・。
要介護1~2の利用者さんを20人、要介護3~5の利用者さんを15人担当した場合は、
- 1076単位×20人=21,520×10割=215,200円
- 1398単位×15人=20,970×10割=209,700円
合計424,900円の介護報酬を得られる計算です。
ケアマネの受け持ち人数の上限は、1人当たり 35人となっています。
独立してすぐは知名度が低いので、35人マックスで担当できる可能性は低いです。
そのためほとんどの開業ケアマネは、独立前より低収入の状態になることがほとんどだそう。
知名度が上がり、受け持ち人数が増えたら収入も増えますが、それがいつになるかは不透明です。
独立開業してしばらくの間は、収入が不安定であると考えておく方がよいでしょう。
【チェック!】ケアマネに役立つスキルアップ資格8選!「プラスの資格」で有利な転職&収入アップ!
集客が大変
ケアマネ独立開業のデメリット、と言うよりも「大変さ」は、集客を自分でやる必要があることですね。
独立してすぐは、当然のことながら事業所の知名度も低いです。
利用者さんから「この事業所にお願いしたい」と、指名されることも少ないでしょう。
利用者さんが少ない=収入が低いです。
収入を増やすためにも、特に最初の頃は集客や営業は不可欠です。
役所や地域包括支援センター、社会福祉協議会などに出向き、自分から周知活動や営業をしなくてはいけません。
- 営業活動が未経験
- 人に売り込んだり声をかけたりということが苦手
それを自覚しているなら、これがケアマネ独立開業の大きなハードルですね。
なお、前の事務所で担当した利用者さんの引き抜きは、基本的にNG。
独立開業後も、引き続き自分の事業所を利用するよう誘うのは、トラブルの元になるので好ましくありません。
それどころか・・・。
「職務上知り得た秘密を外部に持ち出した」ということで、訴えられる危険性もあります。
【チェック!】居宅ケアマネはノルマがある?ケアマネ職場でノルマがなくならない理由を解説
業務量が増える
ケアマネ独立開業すると、自由にはなるけれど、ずばり業務量は増えます。
雇用されていたときは、自由は少ないけれど、ケアマネ業務に専念できますよね。
しかし独立すると、ケアマネ本来の業務以外に事務、営業、会計なども、自分でやることになります。
事務員や会計担当者を雇用できればいいですが、今度は雇用管理の業務が追加されます。
どちらにしても、開業すれば業務量が増えるのです。
その上に忘れてはいけないのが、居宅介護支援事業所の「管理者」としての業務ですね。
【居宅介護支援事業所の管理者業務】
- 事業所内の利用者をすべて把握する
- ケアマネの勤務状況、業務内容、健康状態を把握する
- 事業計画や研修計画の作成
- 苦情処理や事故対応
- 地域包括支援センターや行政機関など関係機関との連携調整
- 介護報酬改定への対応
- 実地指導への対応
既に管理者の経験があれば良いのですが・・・。
これらをケアマネ独立開業で初めてやるのは、とっても負担が大きいのは事実です。
【チェック!】居宅ケアマネは営業も仕事!営業先やマナー、新規獲得のシンプルなコツとは?
介護報酬減算のリスクがある
ケアプラン作成だけには、残念ながら専念できないケアマネ独立開業。
管理業務に忙殺されて、ケアマネ本来の業務が滞れば、今度は介護報酬減算のリスクがあります。
【介護報酬が減算になる状態】
- 利用者および家族にケアプランを交付していない
- サービス担当者会議を開催していない
- 定期的に利用者宅を訪問していない
- モニタリングの記録を残していない
福祉用具のレンタルだけ・・・そんな利用者さん。
状況が安定しているからと後回しにしていると、実地指導で痛い目に合います。
責任が重くなる
ケアマネ独立開業するということは、自分が社長になるということです。
自分の業務だけでなく、事業所全体のことを考えて働く必要があります。
クレーマー家族の対応で、「管理者を出せ!」と言われたら、
実は自分が管理者でして・・・
と、コントのように名乗り出なくてはいけません(相手が笑ってくれればいいのですが)。
もし他にケアマネや事務員を雇うなら、自分だけでなく彼らのミスにも対応。
でも自分のミスは、自分で尻ぬぐいです。
結果として、雇われケアマネのときよりも責任が重くなります。
代わりに対応してくれるスタッフがいない
特に「ひとりで」ケアマネ独立開業した場合、自分ひとりで好きにやれるのはメリットです。
でも一方で、代わりに対応するスタッフがいないことは、大きなデメリットですね。
もちろん事前調整をきちんとしておけば、数日間の休みくらいは、比較的自由に取れます。
しかし病気やケガで入院したら・・・?
不測の事態で急に不在になってしまうと、1人事業所の場合は大ピンチです。
代わりに対応してくれるスタッフがいないので、ケアマネ業務がストップしてしまうのです。
また、とんでもない困難ケースを受け持ってしまったら・・・?
あるいは、自分と究極に相性の悪い家族に当たったら・・・?
雇われているケアマネなら、行き詰ったケースを同僚や管理者と交代してもらうこともありますよね。
ケアマネ独立開業でも、ある程度はそれができるように、外部に協力者を作っておくことが重要です。
職場に相談相手がいない
「代わりのスタッフがいない」こととも共通ですが、ひとりケアマネで独立開業すると、職場に相談相手がいません。
通常のケアマネ業務については、問題ありません。
むしろケアプランの自由度が上がり、利用者さんに寄り添った支援がしやすいです。
でも「微妙なセクハラ」や「何とな~く嫌われてる感じ」のケースは、どうでしょう。
他の事業所に対応をバトンタッチするほどの困難ケースではない。
でも、精神的に削られていく・・・。
そんなときは、職場内で他のケアマネに相談したり、愚痴を言ってすっきりすることで、またケースに向き合えることも多いもの。
でも1人事業所の場合は、職場内ではそれができません。
ケアマネ業務やそれ以外の事務、これらの両立に悩むこともあるでしょう。
でも、気軽に相談する相手が「職場内」にはいないのです。
孤独は、ケアマネ独立開業のデメリットであり、リスクですね。
これに備えて、税理士など専門職、同じ独立開業したケアマネ、居宅の管理者など、横のつながりを作っておくのがお勧めです。
ケアマネの独立開業は大変?7つのメリット&デメリットまとめ
ケアマネ(介護支援専門員)は、独立開業もできる数少ない夢のある資格です。
でも実際の独立開業には、メリットとデメリット両方があります。
仕事の自由度が高い反面、収入が不安定。
人間関係の悩みは少なくなるけれど、相談相手も減ってしまいます。
もし独立開業を考えるなら、自分の性格やケアマネ業務の理想、そしてライフスタイルを振り返ってみましょう。
もし現状の収入に不満があるだけなら、副業という手もあります。
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また職場の人間関係や業務量が多すぎて疲弊しているなら、「ゆる~い」事業所に転職するのも選択肢です。
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