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社会福祉士がFP技能士を取るなら2級!実際活かせた職場も紹介します【プラスの資格】
ファイナンシャル・プランナー(FP技能士)資格をご存知ですか?
この資格、実は社会福祉士ととっても相性がいいのです!
社会福祉士として、数年のキャリアを積んできた。
今の仕事も慣れてきたし、そろそろスキルアップをしたい。
そんな中堅の社会福祉士にとって、FP資格は取っておいて損のないプラスαの資格です。
実際、転職したばかりの私(社会福祉士)も、存分に恩恵を受けています。
ただ興味はあるけれど、一歩を踏み出せない・・・という気持ちもわかります。
- ファイナンシャル・プランナー(FP)とはどんな資格なのか
- 社会福祉士がFPを取りやすい理由(FP2級が必要)
- 社会福祉士がFPを活かせる職場(体験談)
- 2級FPを取得するための勉強法(私の場合)
私自身が社会福祉士として働きながらFP資格を取得し、転職後にも活かせていることをまとめました。
どれも、かつてFPに挑戦する前の私が知りたかったことです。
FP技能士(ファイナンシャル・プランナー)とは?
FP(FP技能士)とは、ファイナンシャル・プランナーの略称。
家計(収入・支出・貯蓄・借金など)の専門家で、人生の悩みやライフイベントを「お金の流れ」からサポートする資格です。
- マイホームが持ちたい
- 専業主婦になっても暮らしていけるか
- 今の貯蓄では老後が不安
- 投資や運用をしてみたい
最近ではこれ以外にも、高齢の両親が引きこもりの子供の将来を心配し、FPに相談することも増えていますね。
また社会福祉士として独立開業を考えるときも、まずは相談するべき存在です。
【フリーランス社会福祉士】具体的な仕事やメリット、独立後も食っていけるかを解説!
【FP技能士(国家資格)と上位資格AFP・CFPの関係性】
ちなみにFPの資格としては、まず国家資格のファイナンシャル・プランニング技能士(1~3級)が王道。
1級はプロフェッショナルで、3級は入門レベルです。
そしてその上位資格として、認定資格AFPとCFPがあります。
FPとして独立する場合は、AFP・CFPが求められるところ。
ただ社会福祉士として仕事や転職に生かすだけなら、FP2級で十分です。
社会福祉士へオススメのFP2級、試験概要と出題範囲
1級から3級まである、ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)。
まずは入門レベルの「FP3級」、そして社会福祉士にオススメの「FP2級」について、試験概要を見てみましょう。
(社会福祉士の業務に活かすなら「FP2級」以上ですが、いきなり受験はできません)
【3級FP技能検定】
受験資格 | FP業務に従事している者または従事しようとしている者 |
試験種類 | ・学科 マークシート形式 60問 ・実技 マークシート形式 20問 |
合格基準 | ・学科 36/60点 ・実技 60/100点 |
受験申込方法 | 書面またはインターネット |
受験料 | ・学科と実技 8,000円 ・学科のみ 4,000円 ・実技のみ 4,000円 |
合格率 | 70%前後 |
【2級FP技能検定】
受験資格 | 次のいずれかに該当する者 ・AFP認定研修修了者 ・3級FP合格者、金融渉外技能審査3級(旧審査試験)合格者 ・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者 |
試験種類 | ・学科 マークシート形式 60問 ・実技 記述形式 40問 |
合格基準 | ・学科 36/60点 ・実技 60/100点 |
受験申込方法 | 書面またはインターネット |
受験料 | ・学科と実技 11,700円 ・学科のみ 5,700円 ・実技のみ 6,000円 |
合格率 | 25~30% |
入門編の3級FPと、社会福祉士の仕事でも使えるレベルの2級FPでは、合格率がかなり違うことにご注目ください。
これがすなわち、難易度の差です。
そしてFP試験で出題される範囲は、以下の6領域です。
(3級では基礎を習得し、2級・1級の順でより深く、応用できる知識が求められます)
【FP技能士試験の出題範囲・領域】
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業承継
「聞き慣れない領域ばかりで、難しそう……」と、感じましたか?
でも、大丈夫。
社会福祉士としての知識と重複していたり、意外とその延長線上にある項目も多いのです。
FPと社会福祉士の知識は、共通点がある
例えば、FPの試験項目にある「ライフプランニングと資金計画」。
ここでは、医療保険、介護保険、労災、雇用保険といった話題が出てきます。
そうそう、年金についてもこの分野です。
ちょっと親しみが沸いてきませんか?
もちろん丸っきり同じではありません。
例えば、その「年金」についてです。
社会福祉士にとって「年金」といえば、まずは公的年金を想像しますよね。
ところがFPでは範囲を広げて、企業年金や個人年金も学びます。
今までの知識の確認にプラスして、ちょっと背伸びをする感覚なのです。
また「相続・事業承継」では、相続に関するお金の流れをFPは具体的に算出します。
社会福祉士の仕事では、税金の金額まで取り扱うことは少ないでしょう。
ただし、社会福祉士試験でも民法について勉強します。
その民法の中では、家族の扶養義務やお金の流れも出てきましたよね。
FPは、そこをもう一歩踏み込むイメージ。
財産分与の割合に加えて、具体的にどのくらいの額が相続されるか、税金はどうかまで理解するわけです。
つまりFPの試験内容の相当な部分は、社会福祉士の基礎知識を活かすことで、けっこう楽に勉強できるのです。
FP資格が活かせる、社会福祉士の仕事・職場は?
さて、社会福祉士として働いている私も、2級FPを取得しています。
元々は自分自身の将来が心配で、お金についての知識をつけたい!
そんな動機から、FPの勉強を始めました。
ですがこれがなかなか、実践でも役に立っているのです。
FP資格を実際に活かせた、社会福祉士の仕事・職場を二つ紹介しましょう。
【チェック!】社会福祉士で30代・未経験の転職、選んではいけない就職先とは?【相談業務が未経験なら】
【チェック!】社会福祉士の仕事に復職したい!ブランク明けで転職する準備や職場選びのコツまとめ
医療ソーシャルワーカー(MSW)
私は以前、病院で医療ソーシャルワーカー(MSW)として勤務していました。
その当時しばしば相談されたのが、医療費やおむつ代の控除についてです。
医療費の控除もそうですが、税金を軽減するような制度は、どれもけっこう複雑です。
できるだけ税金を払わせようとする、国の意思を感じるほどです。
MSWになるまで私はあまり知識がなく、最初は手続き方法を説明するだけで精一杯。
でもFPの勉強で民間保険の知識を得てからは、深掘りのアセスメントも出来るようになりました。
すると実は障害者控除の対象になっていたり、民間の生命保険や医療保険の手続きに苦労していたり・・・。
こちらから質問して、そこで初めて悩みを教えて下さる方もいらっしゃるのです。
pinkan
知っていると知らないとでは、MSWの持ち札も雲泥の差ですよね
また珍しいケースでは、入院中に住まいを変わる際、土地の登記が課題になった方もいました。
そんなときFPの知識があったことで、患者さんやご家族の理解を手助けすることもできたのです。
MSWへ転職するなら、就職支援金がもらえる転職エージェント!介護JJ(介護ジャストジョブ)なら最大20万円!
社会福祉協議会(家計改善支援員)
もうひとつ、FP知識をダイレクトに活かせる職場は社会福祉協議会。
ここは私の転職先で、家計改善支援員の仕事をしています。
家計改善支援員とは、その名の通り、家計の相談に対応する職員。
生活困窮者自立支援法を根拠として、家計改善支援事業から予算がついています。
生活が苦しいご家庭は、社会的に弱い立場であることも多く、社会福祉士が活躍できる分野です。
ここで出会う相談者さんは、様々な生活課題を抱えています。
多重・過重債務者であったり、宵越しの金は持たない(持てない)性分だったり・・・。
手持ちの現金が少なくて、とりあえずカードで支払う。
請求が来ても当然支払えないから、滞納・債務が雪だるま式に膨れ上がる。
そんな方がたくさんいらっしゃいます。
実は背景に障害特性があったり、刑余者であったり、社会的孤立も伺えます。
そんな相談者に同行して法テラスに行くことや、家計表やキャッシュフロー表を作成するのも仕事のひとつです。
そしてこの家計表やキャッシュフロー表には、FPの知識が本当に役に立つわけです。
相談者さんにとってお金は、羽が生えてどこかに飛んで行ってしまうもの。
そんな方々の支払い計画を立てためには、FPで学ぶローンやキャッシング、民間保険の知識が欠かせないですね。
FP資格を取るために私がやった勉強法
社会福祉士の仕事にも、プライベートでも、取っておいて損のないFP資格。
とりあえず何級まで取るべきか、そして私がやっていた勉強法も紹介します。
【チェック!】社会福祉士と相性の良いケアマネ試験、2回目で受かった4つの対策・勉強法!合格率や難易度も
社会福祉士が取るなら、FP2級以上
社会福祉士の業務や転職に生かしたいなら、2級FP以上が必要です。
ただいきなり2級FPを受験することは認められないので、当面の目標は3級FP。
ちなみに3級FPの難易度は、そこまで高くありません。
私の体感では、出題範囲の全体像をザッと理解して、社会福祉士の知識も総動員すればイケます。
ところが2級FPになると、ぐっと難易度が上がりますね。
税金などの細かい数字を記憶し、電卓で計算する問題が増えます。
pinkan
そこは、慣れが必要でした
2級FPでは出題される問題も、社会福祉士の知識を超えた資産運用や不動産関係も深掘りされます。
ですがその分、「暮らしのお金」「人生の節目の出費」に直接関わる話なので、3級FPよりずっと面白いです。
FP試験の合格した勉強法とは?
私が3級FPと2級FPに合格したのは、社会福祉士として就職後のことです。
基本的には、休日にまとめて2~3時間ずつ勉強していました。
3級FPの受験では、そのペースで1~2ヶ月勉強して合格。
でも2級FPでは、休日に2~3時間の勉強を5~6ヶ月継続しました。
やっていた勉強法は、実はシンプルなもの。
テキストを繰り返し読んで覚えるという感じです。
そのテキストは、1冊で出題範囲を網羅しているものがオススメ。
ざっと目を通したら、頻出項目のみ抜き出して、集中して覚える作戦を取っていました。
それからは、問題を解く練習です。
私は、一問一答のアプリをひたすら繰り返しやりました。
これだとこまめに確認ができ、苦手な問題と得意な問題の整理も楽です。
仕事の日の昼休憩を利用したりして、すきま時間の活用にもなりますね。
ただし、今だから言えることですが、独学は辛く大変です。
早く確実に合格したいなら、通信講座の方が精神的なコストパフォーマンスは優れていると思います。
歴史が長く、昔から評判が良いのはこのあたりでしょう。
【まとめ】社会福祉士がFP技能士を取るなら2級!実際活かせた職場も紹介します【プラスの資格】
社会福祉士とFP資格は相性が良いので、プラスαの資格としてオススメです。
実践場面はもちろん、自分の生きていくための知識としても、かなり役立つと思います。
FPは医療福祉系の資格ではないので、この業界とは少し違った視点、武器を持つことができました。
これは転職をするときに、自分の市場価値を高めることにもつながります。
繰り返しますが、社会福祉士が持っていて損はない資格ですね。
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