-
ケアマネの転職サイト情報
介護JJはケアマネ正社員の求人に強い!支援金(実体験)や口コミ、登録後から転職決定までレビューするよ!
-
ケアマネとお金・資産
ケアマネでも稼げる副業8選!在宅ワークや副業バイト、スキマ時間で稼ぐ方法とは?
-
社会福祉士の本音
ハローワークの求人はブラック企業が多い?ケアマネ・社会福祉士が転職サイトを使うべき本当の理由
-
ケアマネの現実
居宅ケアマネは営業も仕事!営業先やマナー、新規獲得のシンプルなコツとは?
-
ケアマネの現実
ケアマネ手帳【最新2023】おすすめは?中身をランキングで紹介
-
ケアマネの服装・メイク
居宅ケアマネの服装は何がベスト?基本やNGな身だしなみも画像で紹介!
看護師からケアマネへ転職体験談!ケアマネに向いているのはどんな人?
こんにちは。看護師から居宅ケアマネに転職した「さくら」と言います。
看護師として働いていたのは、18年ほどでしょうか。
転職してから、もう20年経ちますので、すっかりケアマネジャー歴の方が長くなりました。
現在では主任ケアマネの資格も取り、毎日バタバタと忙しくしています。
そんな毎日の中、ふと転職したばかりのことを思い出すときがあります。
あの頃に不安だったこと、そして、実際に転職して感じたこと・・・。
今回は、看護師からケアマネに転職するときの不安や、メリット・デメリットをまとめました。
看護師からケアマネジャーに転職を決めた理由
【ケアマネへ転職した理由①】看護師は肉体的に限界だった
幼い頃から人のお世話をすることが大好きな、私の性格を母はよく知っていました。
母親に「大きくなれば看護師になりなさい」と言われ、高校を卒業後は、目標であった看護学校入学。
国家試験を受け看護師として長い間、病院勤務をしました。
看護師の1日は肉体労働。
昼間だけの業務もありますが、現実としては夜勤も多い。
昼間は寝て、夕方や夜中から勤務をする事もありました。
独身の頃は、自分だけの事を考えていれば よかったのですが、問題は結婚してからです。
育児をしながら病院での勤務は、体力的に限界を感じていました。
転職したい・・・。
けれども、看護師の給料は比較的高いのが実情です。
一般職の求人を見ても収入は落ちる傾向があり、収入を考えると、転職に悩みました。
やりがいという意味でも、看護師の仕事は魅力的だったことも、迷うことのひとつでした。
【ケアマネへ転職した理由②】給料が下がっても、新しい仕事に挑戦したいと思えた
一般職では給料が落ちるし、やりがいもあるかどうか・・・。
そんな時、介護保険制度ができて、介護支援専門員(ケアマネジャー)と言う新しい職種ができる事を知りました。
これだ!と感じた瞬間でした。
病院勤務では一日中、座るヒマもありません。
院内での業務は、ばたばた朝から走りまわり、1つ1つの業務をこなす日々です。
- 辛い腰痛
- 足が痛い
- 休みたい日に休めない
病棟の看護師業務は、疲労の連続でした。
今、我慢できても3年先や5年先、体力も低下していくので、このままの病院勤務は難しいと考えたのです。
そして、思いきってケアマネジャーになると転職を決意をしました。
そして、新しくできる職種に挑戦するワクワク感もありました。
看護師からケアマネジャーに転職するとき、不安に思い悩んだことって?
もちろん、ケアマネジャーになろう、転職しようと決めたとき、不安がなかったわけではありません。
むしろ、不安でいっぱいでした。
- ケアマネ資格試験に合格できるかな
- ケアマネの業務内容は、どんな事をするのだろうか
- 職場はどこに勤務すれば 家庭との両立ができるのだろうか
- 休みはどうなるのだろうか
- 給料はいくらくらい頂けるのだろうか
- 医療しか経験のない私にとって、本当にケアマネとして仕事ができるのだろうか・・・
今考えると、本当に不安だらけでした。
でも、一方ではこう思いました。
この先、看護師も続けていけないだろう。
今、踏み出そうと決意だ
ケアマネ受験資格を最短で得る方法とは?5つの事例で紹介します!保育士や教師の場合は?
そして、「なんとかなる精神」で、ケアマネ試験の勉強をしたのを憶えています。
【チェック!】看護師がケアマネ試験を受けるなら実務経験に注意!合格率や転職先の職場はどこ?
看護師からケアマネになり、実際に感じたメリットって何?
結論はケアマネ転職して正解
私の実感としては、看護師からケアマネへの転職は、大正解でした。
その理由はこうです。
まず、ケアマネは休みたいときは、休めること。
子育て中や介護をしている人には、これは大変有難いですよね。
そして腰痛や足の痛みはなくなりました。
ケアマネは訪問している時間以外、基本的にデスクワークです。
訪問するときも車使用で、立つ時間はほとんどありません。
さらに、ケアマネの業務は、拘束感がないです。
1日中事務所にはいないので、訪問など外に行って、気持ちがリフレッシュできるのです。
加えて、看護師業務の緊張感から解放されました。
看護師は医療行為をするので、注射を失敗したらどうしようなど、常に緊張しています。
ケアマネは、そんな大きな緊張は少ないです。
ある意味、精神的にも疲れにくいです。
ケアマネ業務って何するの?
看護師からケアマネ転職したばかりの頃は、難しいかなと最初は思いました。
でも、慣れれば大丈夫です。
ちなみに主なケアマネの業務は、ケアプランの作成です。
でもそれ以外の業務も解説します。
【ケアマネ業務①】訪問
介護でお困りの方から相談の連絡を頂き、まずケアマネは会いに行きます。
訪問先は、利用者様がおられる在宅や病院、福祉施設の場合もあります。
そして相談内容を確認し、介護サービスの内容や利用する介護サービスの費用など、わかりやすく説明をします。
介護保険以外のサービス(宅配食事のサービス・地域が実施しているサービス 移送タクシー等)、さらにインフォーマルなサービス等も、説明し紹介させて頂きます。
要介護度が出ていない方も地域包括支援センターの「総合相談窓口」や福祉保健センターなどを紹介します。
【ケアマネ業務②】調整業務
ケアマネの仕事は、どの様な介護サービスを利用するか調整することです。
医療の必要があったり、家庭で医療処置をする場合は、ここで看護師の経験が生きてきます。
【ケアマネ業務③】確認業務
毎月利用者の状態を月1回以上訪問するのも、ケアマネの大事な仕事です。
介護サービスに問題がないか、身体の状態の変化も確認するのです。
【ケアマネ業務④】記録・書類作成と給付管理・請求業務
ケアマネとして支援した業務の内容は、しっかり記録を残します。
事業所とのやり取りに必要な書類も作成します。
この書類作業は、看護師の私にとって、なかなか慣れないことでもありました。
そして、介護サービスを利用した分について、国保連合会に請求業務もケアマネがやりま
す。
利用者さんによっては、個人負担が発生する場合もあるので、けっこう気を使う仕事で
す。
看護師ケアマネ、1日の時間の流れ
看護師をしていると、ケアマネジャーの仕事って見えにくいですよね。
参考として、私のケアマネとしての「1日の流れ」を紹介します。
8時30分~9時(勤務する事業所により開始時間は違います)
朝礼(1日のスケジュールの確認。ケアマネ同士で伝達事項を確認します)
9時~12時
その日にする優先業務を実施します(訪問・調整・書類作成など)。
12時~
休憩です。定時に昼食がとれない場合もありますが、ほぼ大丈夫です。
13時~17時30分
訪問や書類整理(記録)・・支援経過記入 ケースの整理。
そして電話対応・後日訪問の調整・連絡など。
月初めに請求業務をするときは、残業もあります。
ケアマネに転職して実際に感じたデメリットって?
もちろん、看護師からケアマネに転職して、デメリットに感じたこともいくつかあります。
【ケアマネに転職したデメリット①】看護師より給料が低いこと
看護師の頃は夜勤手当が、かなり多くついていました。
でも居宅ケアマネは日勤のみの業務の為、給料は看護師より低いです。
ただし体は楽になったし、休みもとりやすいので、大きなデメリットではないかもしれませ
ん。
【ケアマネに転職したデメリット②】業務時間外に仕事が入ることも…
居宅ケアマネとして決められた業務時間以外にも、介護相談が入ることがあります。
介護されているご家族も日中仕事があり、それが終了してから、夜間や土日祝日に連絡することもあるのですね。
【ケアマネに転職したデメリット③】スケジュール管理は自分次第
病院の看護師なら、その日の業務はその日に終わります。
でもケアマネは、自己管理をしないと書類がたまっていきます。
自分のタイムテーブルをしっかり立てないといけません。
看護師時代と違って拘束されず自由な分、ケアマネは管理もしっかりすることが必要です。
【ケアマネに転職したデメリット④】更新研修の義務がある
一番大きなデメリットは、5年ごとに更新研修義務があることです。
研修に行かなければ仕事ができません。
お金もかかるし、その間の業務はお休みなので、かなり負担に感じます。
ただしばらく休んで、ケアマネの仕事から離れていても、再度研修に行けば仕事はできます。
看護師からケアマネ転職に向いている人は?
居宅ケアマネは、特に主婦には有難い職業だと思います。
家の用事もしやすく休みやすい。
体への負担が少なく長く続けて行ける職種です。
ただ、対話やコミュニケーションが苦手な人は不向きかもしれません。
でも、看護師をされていた人は、対話も慣れていますので心配はいりません。
看護師からケアマネに転職し良かったと思えることは、現実多いです。
ケアマネからのキャリアアップは?
ケアマネのキャリアアップのタイミングは、転職して5年以降です。
ケアマネ業務を5年経験すれば、主任ケアマネの研修に挑戦できるからです。
そして主任ケアマネの資格を取れば、給料の資格手当も増えますし、管理者としてのスキルアップもできます。
そして何より、自分で居宅介護支援事業所を起業できます。
看護師からケアマネに転職体験談!メリット&デメリットまとめ
私自身、看護師から居宅ケアマネに転職して、成功だったなと思っています。
特に女性は結婚や子育てと生活環境が変わります。
独身の頃は勤務時間が長くても、帰宅して寝るだけでした。
だけど結婚をすると、育児や家事をしながら仕事を両立しないといけません。
育児が終わり自分の時間ができる頃には、親の介護が待っています。
介護と仕事の両立が必要なのに、年々体力も落ちる傾向です。
看護師は良い仕事ですが、置かれている環境によっては、続けて行くのが大変な業種です。
なお、看護師で学んだ知識や経験は、ケアマネ業務には大変役にたちます。
ケアマネへの転職。
勇気を出して1歩進んでみてはどうでしょうか。
コメント