-
ケアマネの転職サイト情報
介護JJはケアマネ正社員の求人に強い!支援金(実体験)や口コミ、登録後から転職決定までレビューするよ!
-
ケアマネとお金・資産
ケアマネでも稼げる副業8選!在宅ワークや副業バイト、スキマ時間で稼ぐ方法とは?
-
社会福祉士の本音
ハローワークの求人はブラック企業が多い?ケアマネ・社会福祉士が転職サイトを使うべき本当の理由
-
ケアマネの現実
居宅ケアマネは営業も仕事!営業先やマナー、新規獲得のシンプルなコツとは?
-
ケアマネの現実
ケアマネ手帳【最新2023】おすすめは?中身をランキングで紹介
-
ケアマネの服装・メイク
居宅ケアマネの服装は何がベスト?基本やNGな身だしなみも画像で紹介!
ケアマネも住宅ローンを組める?低収入や転職、ケアマネならではの注意点は?
こんにちは。元保健師ケアマネのyumikoです。
そろそろ年度替わりで、家族のライフイベントも多くなる時期ですね。
「今までは賃貸アパートだったけど、子供が生まれて手狭になった」
「子供が家の中で活発に動き回るようになり、アパートの上下階の方に気を遣う」
この時期はこのような理由で、マイホーム購入を検討する方も多いでしょう。
マイホームは大きな買い物であるため、大半の方は住宅ローンを組みます。
ケアマネも例外ではありません。
しかし、住宅ローンは一度組んだらやり直しができません。
そのため住宅ローンを組むときは、必要な情報を収集してしっかり準備することが大切です。
今回は、低収入でも住宅ローンは利用できるかなど、住宅ローンについての疑問を解説します。
悩めるケアマネさんの参考になれば幸いです。
住宅ローンが借りれる年収とは?ケアマネの給料でも大丈夫?
年収は、住宅ローンの借入額を決めるための大きな要素です。
住宅ローンの借入額は返せる額によって決まり、返せる額は収入に左右されるからです。
一般的に住宅ローンの審査に通過するためには、年収300万円が必要と言われています。
ケアマネの平均年収は420万円程度。
この平均年収に該当する方であれば、審査を通過できる可能性は大きいです。
ケアマネの平均年収や給料相場については、こちらもぜひ。
住宅ローンには審査がある
住宅ローンの審査とは?
実を言うと、住宅ローンを組むためには審査があります。
【住宅ローン審査の流れ】
購入物件決定→事前審査→正式申し込み→本審査→住宅ローン契約
ここで、ひとつ疑問が浮かびませんか。
なぜ先に、購入する物件を決めるのでしょう?
銀行は、購入物件の価値も審査して、お金を貸せるか判断するからなのです。
住宅ローンを組むとき、金融機関は購入物件を担保にします。
つまりローンを回収できないときは、物件を売却して回収することになるのです。
ちなみに審査は、事前審査と本審査の2段階に分かれます。
事前審査は金融機関が行い、本審査は信用保証会社などが行います。
審査項目は公表されないことがほとんどですが、100以上の項目で判断されるそうですね。
そして特に重要なのは、「前年度収入」と「勤続年数」です。
ここでいう「前年度収入」は手取りではなく、総支給額(税込み)のこと。
住宅ローンを検討するときは、いつもの手取り額ではなく、給料明細を確認しましょう。
また、借入時と完済時の年齢もチェックされることが多いです。
金融機関の多くは、完済年齢を80歳以下(あるいは75歳以下)に設定していることがほとんど。
60歳の定年で、35年ローンを組みたい!
こういうことは、難しいんですよね(だって、95歳まで住宅ローン返済って・・・)。
そうそう、返済負担率も大きなポイントです。
返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のこと。
【返済負担率の計算式】
1年間の返済額÷年収×100=返済負担率(%)
住宅ローンの返済負担率は、年収や金融機関などによって違いますが、だいたい30~35%が目安。
年収400万円で返済負担率が30%なら、年間で120万円を支払う計算ですね。
つまり、ひと月に10万円の返済・・・。
安月給のケアマネにとって、これはちょっと厳しくないですか?
というわけで、一般的に返済負担率の安全ラインは、25%以下と言われていますね。
住宅ローンは、何十年もの長期に渡るものです。
ローンを払い続ける間にも、家庭の収支状況が大きく変わることもあります。
年月が経つほど、住宅ローンは家計に響きます。
家計負担に無理なく対応するためにも、ケアマネが住宅ローンを借りるなら返済負担率は・・・。
やっぱり、25%以下が理想でしょうね。
住宅ローン審査と職業は関係ある?ケアマネは不利?
日本でもっとも住宅ローン審査に通りやすい職業は・・・、ずばり公務員です。
雇い主が国なので、倒産の心配が事実上ないからというのがその理由です。
潰れにくい大企業の正社員や、転職しても高給な医師なども通りやすい職業とされます。
逆に、自営業や個人事業主、パートやアルバイト、派遣社員は審査に通りにくいです。
収入や立場が不安定であることがその理由ですね。
ケアマネの場合、こんな方は住宅ローンを借りるときに要注意です。
- ケアマネになってからも、何度も転職している
- 小規模の居宅介護支援事業所に勤務している
この場合、収入の不安定さが指摘される可能性があるんですね。
そして、独立開業して自分が居宅介護支援事業所を運営しているパターン。
この場合は自営業にあたるので、審査に通りにくいといえます。
ただし同じケアマネジャー職でも、自治体や社会福祉協議会に勤務している方の場合は、比較的審査に通りやすいでしょう。
公務員ケアマネへの転職を目指すなら、こちらの記事もぜひ!
住宅ローン審査と勤続年数の関係ある?勤務歴3年のケアマネは?
一般的な住宅ローンでは、勤続年数が3年以上ないと審査に不利になると言われます。
その理由は、明確。
金融機関は、完済まで滞りなく返済できる人に融資したいと考えます。
継続して同じ職場で働いているということは、安定した収入を確保し続けられる可能性が高い。
日本の慣習として、年功序列で給料も上がるだろう。
こんな背景があるので、勤続年数が長い方が、金融機関の信頼を得られやすいのです。
それは、ケアマネも基本的には同じです。
ただし転職したばかり方でも、職種が変わらず年収がアップしている場合は別です。
ケアマネは専用の資格が必要な専門職です。
キャリアアップ目的の転職も、珍しい話ではありません。
例えば「勤続3年未満のケアマネ」であっても、その点をしっかり説明しましょう。
住宅ローンの種類は何がある?
さて、ひとくちに住宅ローンと言っても、いろいろ種類があります。
ざっくり分けるとこの3種類ですね。
【住宅ローンの種類】
- 公的機関が行う融資(財形融資、自治体融資)
- 民間金融機関が行う融資
- フラット35
公的機関での住宅ローンは安心感があります。
でもその代わり審査が厳しかったり、団体信用生命保険の加入が必須の場合がほとんど。
(団体信用生命保険については、後述します)
また、そもそも融資を実施していない自治体もあります。
最初からあてにせず、まずはお住まいの自治体に確認してください。
民間金融機関の住宅ローンは、普通口座の金利が優遇されるなどキャンペーンもあります。
ただし住宅ローンの金利自体は、やや高めの傾向だったり、変動する設定の場合も・・・。
そんな中、マイホーム購入者に人気の住宅ローンと言えば、「フラット35」ですね。
フラット35はケアマネにおすすめ?
フラット35とは、全国300以上の金融機関が住宅金融支援機構と提携して扱う、全期間固定金利型住宅ローンです。
(詳しくは、フラット35の公式サイトをご覧ください)
全期間固定金利型住宅ローンとは、借入時の金利がずっと変わらないタイプの住宅ローンです。
低金利時代に契約すると、将来景気が良くなって世間の金利が上がっても、低い金利のままというわけですね。
(高い金利のときに契約すると、逆に損しちゃいますが・・・)
またフラット35を利用する場合、年収や勤続年数による基準はありません。
これが、転職が多く安月給のケアマネにとっては魅力的です。
ただし、返済負担率には基準があります。
【フラット35の返済負担率】
年収400万円未満では30%以下、年収400万円以上は35%以下
つまり低い年収の家庭でも、無理して借りないようにと決まっているわけですね。
でも安全な返済負担率の目安は、25%以下。
ここを忘れなければ、支障のある基準ではないでしょう。
団体信用生命保険とは何?
団体信用生命保険・・・。
何やら耳慣れない言葉ですよね。
団体信用生命保険(通称「団信」)とは、住宅ローンの返済に関する保険。
住宅ローンの契約者が亡くなった場合に、残された家族が生活に困らないよう、ローン残高がチャラ(完済)となるのです。
もちろん一般の生命保険と同じく、健康状態の告知も必要です。
また、加入時の年齢は70歳未満など、年齢条件がついている保険もあります。
そして保険料も、それなりにお高い・・・。
ちなみに自治体や民間金融機関での住宅ローンは、団体信用生命保険への加入が必要です。
ですがフラット35は、加入は任意です。
ケアマネが住宅ローンを組む場合の注意点
住宅ローンを組むこと、それ自体にお金がかかる
ケアマネのほとんどは安月給・・・。
住宅ローンを組むときに注意が必要なのは、諸費用がけっこうかかることです。
まずは、「住宅ローンを借りるための必要経費」があること。
それは融資手数料、仲介手数料、火災保険料、地震保険料など・・・。
またローンの返済が始まってからも、家を維持するために予算が必要です。
それは住宅の修繕費、固定資産税や都市計画税などの経費ですね。
住宅ローン以外のお金が発生することも考慮して、借入額や返済額を考えましょう。
よく言われるのは、「住宅ローン借入額の1割程度の現金を用意する」とちょうどいいそう。
つまり3000万円の住宅ローンを考えるなら、現金は300万円程度を残しましょうというわけです。
返済方法と金利のタイプは、ライフスタイルに合わせて選ぼう
返済方法・金利タイプは、ライフスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
ちなみに返済方法は、このふたつ。
「元利均等返済」「元金均等返済」です。
それぞれメリット・デメリットを表にまとめました。
返済方法 | メリット | デメリット | |
元利均等返済 | 毎月決まった額を返済する | 返済計画が立てやすい | 総返済額が多くなる |
元金均等返済 | 元金の返済額+残高に応じた利息額を返済する | ローンが進むにつれて返済額が減っていく | 借り入れ当初の返済負担が重い |
そして金利タイプは、「全期間固定金利型」、「固定金利期間選択型」、「変動金利型」の3つです。
メリット・デメリットはこちらです。
金利のタイプ | メリット | デメリット | |
全期間固定金利型 | 借り入れたときの金利が全期間を通して変わらないタイプ | 借入時に返済計画が立てられる | 金利が低下しても返済額が変わらない |
固定金利期間選択型 | 一定期間金利を固定するタイプ | 固定金利期間中は返済額が確定される | 借入時に返済金額が確定しないから返済計画が立てにくい |
変動金利型 | 金融情勢の変化に伴い金利が変化するタイプ | 金利が低下すると返済額が減少される | 金利が低下すると返済額が増える |
返済方法・金利タイプは、返済期間を長くするか、あるいは短期に頑張って返済するのかでも、メリットが変わります。
ご自身のライフプランに合うのは「どの組み合わせ」か、よく調べることをお勧めします!
住宅ローンで、頭金って必要なの?
以前までは、住宅ローンでも「頭金」は必須でした。
でも現在では、「頭金なし」で借りれる住宅ローンも登場しています。
「ケアマネは給料が少ないし、今まで貯金に回せなかった」
こんな場合にありがたいと感じますが・・・。
ただ頭金がないと、支払い金額の総額が増えるので注意が必要です。
金利が高めに設定されたり、そもそも金利が適応される金額が増えるからですね。
では、どれくらいの頭金が必要なのか。
一般的には、住宅購入価格の20%が頭金の目安とされます。
加えて、税金や住宅ローン借り入れ費用といった諸費用もかかります。
ちなみに諸費用の目安は、住宅購入価格の5%程度です。
それを踏まえて、頭金としては、住宅購入価格の25%程度のお金を用意しておくと安心でしょう。
3000万円の住宅購入費用なら、600万円くらいですね。
ちなみに頭金は、預貯金から出す場合がほとんど。
でも、預貯金の全てを頭金にあてるのは危険です。
それは、例えばこんなリスクがあるから。
- 病気やけがによる収入減少
- 住宅ローン返済中に自動車購入が必要になる
- 教育費が予想以上にかかる
- 親の介護が突然始まる・・・
こんな不測の事態が発生したとき、預貯金がないと対応できないです。
少なくとも、半年分の生活費を残しておくのが望ましいです。
夫婦でケアマネ、ペアローンは危険?
「ペアローン」をご存知ですか?
ペアローンとは、夫婦それぞれが別々にローンを組むこと。
夫・妻の両方にある程度の収入があり、でも単独の収入では条件を満たせず、必要な金額を借りられないという場合の選択肢です。
また住宅ローンをペアローンで借りると、それぞれに税金の控除を受けられるメリットがあります。
そして利用するには、借入先金融機関が同一であること、購入物件に夫婦が同居することが条件です。
ケアマネの年収は、他の職種と比べて決して高くありません。
ですがペアローンなら、住宅ローンの借入金を増やせて、より素敵な家を買える・・・可能性がありますね。
でも、ちょっと待って!
もちろん、ペアローンにもデメリットがあります。
まずは、ローンが2つになるため諸費用が割高になること。
そして、離婚しても返済義務はなくならないということも!
また住宅自体は共有名義になるので、所有権をめぐるトラブルが生じる危険性もあります。
結論として、ケアマネ夫婦にペアローンはお勧めではないですね。
住宅ローンの相談先は?
では、実際に買いたい家が見つかったり、住宅ローンについて話だけでも聞きたいとき、どこに行けばいいのでしょう。
住宅ローンについての相談先は、主に以下の3つです。
メリット | デメリット | |
最寄りの金融機関(銀行など) | 無料で相談できる | 他の金融機関との比較ができない 家庭の事情を加味したアドバイスができない |
住宅金融支援機構 | 住宅ローンに利用できる補助金、減税、優遇制度についても相談できる | 住宅金融支援機構で扱うローン(フラット35など)以外のことは相談できない 相談窓口が全ての市町村にない |
ファイナンシャルプランナー | 中立的な立場で相談を受けてくれる。 現実的な視点のアドバイスを得られる | 実際に借りるための手続きはできない 相談料が高い |
この他、マンション販売会社やハウスメーカーでも、無料の住宅ローン相談会やファイナンシャルプランナーへの紹介を実施しています。
ただし、いずれにしても対面の窓口は気を遣うもの。
説明がわかりにくかったり、何を質問するべきか迷ったり・・・。
実際に窓口に出向く前に、ネットで相場などを知っておきましょう。
その場合は、何度も同じことを入力せずに済む一括審査が楽ですね。
評判の良かったサイトを貼っておきます。
住宅ローンに頼らず家が欲しい場合はどうする?
ケアマネの年収は低くて、住宅ローンの審査に通らない。
だけど子供がいる、ペットを飼いたいといった事情で、どうしてもマイホームを持ちたい。
それなら「住宅ローンを組んで家を買う」以外の選択肢を考えてみましょう。
その選択肢の1つが、「ローコスト住宅を建てる」です。
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅と比べて、安い価格で建てられる住宅のこと。
建物価格1000万円台の住宅をそう呼ぶことが多いです。
一般的な住宅だと坪単価が70~80万円程度ですが、ローコスト住宅だと30万円~50万円程度です。
つまり30坪程度の家を新築するなら・・・
- 一般的な住宅は2400万円
- ローコスト住宅は1500万円
単純計算でも、費用には1000万円程度の開きがあります。
その他、住宅ローンを使わないで家を手に入れるには、
- 中古住宅を買う
- 貸家を借りる
などが挙げられます。
またケアマネは専門職なので、引っ越しても就職先に困らないというメリットがあります。
これを生かして、土地が安い地方に引っ越すというのも1つの方法ですね。
ケアマネも住宅ローンを組める?低収入や転職、ケアマネならではの注意点もまとめ
マイホームは、一生に一度の買い物です。
そしてマイホーム購入と住宅ローンは、切っても切り離せません。
収入、職業、勤続年数など、住宅ローン審査を通るためにはさまざまな項目があります。
ケアマネジャーの場合は、年収が低かったり、転職回数の多い(勤続年数も短め)など、特有の事情がマイナスになることも・・・。
今の自分が住宅ローンの審査に通るのか?
まずは、現状を棚卸しすることが大切です。
その上で返済方法や金利の種類、返済期間などを検討し、無理のない住宅ローンを組めるといいですね。
コメント