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ケアマネ業務でセクハラを受けたらどうする?解決手段は?【エピソード2例】
こんにちは。
居宅ケアマネのひまわりです。
介護業界のセクハラ問題は、少しずつ認知されて、対策も進んできましたよね。
でも!
ケアマネジャーの職場だって、セクハラ問題はあります。
ケアマネは利用者さんのプライベートな相談にのるわけですし、信頼関係を築くためには、生活に深入りします。
しかも居宅ケアマネの場合は、利用者さんの自宅を訪問するので、いわば「密室状態」ですもんね。
セクハラかも・・・と感じても、
信頼してくれている「愛情表現」では?
そう思ったら、周囲に相談をためらってしまったり・・・。
他のケアマネの体験談が気になりませんか?
今日は、ケアマネ業務で起きたセクハラ事例について、現役ケアマネから寄せられたエピソードを紹介します。
とても他人事とは思えないです・・・。
(年齢や疾患など、一部を変えています)
【居宅ケアマネのセクハラ事例】男性ケアマネもセクハラされる!
40代の男性、居宅ケアマネをしています。
勤め先は医療機関の付属居宅で、母体は脳神経外科の病院です。
ケアマネ歴は4年ほどで、前職は老人保健施設の介護福祉士でした。
自分で言って悲しくなる話ですが、けっこう肥満気味で全然女性にはモテません。
ブラックマヨネーズの小杉がメガネをかけている・・・とよく言われます。
そんな自分なのですが、思いがけずセクハラ事例を経験したので、そのときの話です。
【セクハラが起きたときの経緯】居宅訪問のときセクハラを受けました
これは今年の話なのですが、50代後半の女性を担当することになりました。
レビー小体型の若年性認知症で、大学生の娘さんと二人暮らし。
身の回りのことはなんとか、でも入浴するとか、生活習慣が怪しくなってきたレベルの方でした。
ちなみに要介護度2で、ケアプランはデイサービスとヘルパーの入浴支援です。
その利用者さんは、最初は拒否的だったんですが、だんだんお話も弾むようなり、よかった・・・と思っていたときです。
ある定期訪問で家に行ったとき、「服を脱がせて」と言われました。
自分は正直動転して、「マヒがないから、手を取って誘導して・・・」と、高齢者介護の脱衣する手順とか考えてしまってましたね。
それで固まっていたんですが、利用者さんは、真顔で「ねえ、お願い」とか言ってきます。
よく考えたら、その利用者さんはマヒもないです。
そもそも、そこは利用者さんの自宅だし、入浴はヘルパー介助を組んでいるんです。
もちろんその日は、ヘルパーの来る日ではありません。
これ、もしかしてヤバイやつか?
何がヤバいとかは考える余裕もなく、「風邪ひくから、服は着てた方がいいです」と言って、急いで帰りました。
そのときはそれで終わったんですが、次の訪問日では、「頭を撫でて」ってお願いされたのです。
それでさすがに、セクハラ事例かもと思って、上司に相談しました。
【セクハラをどうやって解決したか】ケアマネ担当を外れました
上司に相談した当日、もう一度呼ばれて、母体病院の相談員も交えて、今後について協議しました。
その利用者さんは、自分の勤める居宅介護支援事業所の母体病院の患者さんでもあります。
そして相談員は、入院中に担当していた人でした。
自分にセクハラ(?)した利用者さんは、レビー小体型認知症の症状コントロールで入院していた時も、男性職員へのちょっかい出すことがあったそうです。
ちょっかいと言っては失礼ですが、性的なアピールみたいな感じです。
主治医は、認知症の周辺症状のひとつだと判断して、看護師は女性のみで対応統一したとのことでした。
おい、それ、先に言ってくれよって話です。
自分の訪問時に起きた出来事も詳しく話し、上司の判断で、自分はケアマネ担当から外れることになりました。
ご本人に謝罪とかは求めてないです。
って言うか、セクハラしたでしょとか、本人にも家族にも伝えていないはずです。
【セクハラ解決後について】トラブルはなかったけど、気持ちは不安です
自分の場合は、すごく嫌な気分になったわけでないし、担当から外れたことで、トラブルも起きなかったです。
でも別の女性ケアマネが対応するようになって、数か月後くらいに後日談があります。
その利用者さんが、「○○さん(僕のことです)に言い寄られていた」と言うようになりました。
そんな事実は絶対ないし、利用者さんが言っていること(ラブレターを渡されたとか)も、辻褄の合わない話だったです。
上司も、現在担当しているケアマネも、「気にしないで」と言ってくれますが、ちょっと気持ちが不安になります。
あのまま相談しないで、担当を続けていたら…と思うとぞっとします。
利用者さんの病気(レビー小体型認知症)は、妄想・幻視もある病気ですが、居宅訪問は密室なので、ケアマネが疑われたら色々大変です。
間一髪だったかもしれませんね。
【セクハラ事例に悩むケアマネへアドバイス】とにかく、誰かに相談した方がいいです!
とにかく自分で抱え込まないで、「あれ?」と思った段階で、すぐ上司に報告することをおすすめします。
特に自分の場合は、男性ケアマネと女性利用者の組み合わせだったんで、疑われたら自分の方が立場が弱くなる可能性がありました。
セクハラって、男性から女性のケースだけじゃないです。
【施設ケアマネのセクハラ事例】解決後のジレンマに悩んだ
勤続5年、介護付き有料老人ホームで施設ケアマネとして勤めています。
女性で30代です。
入社後は特養で1年と数か月ケアマネ業務をしており、現在の職場に異動しました。
今はケアマネ兼生活相談員として、老人ホームにお住いの利用者を対象に、ケアプラン作成と生活相談業務を中心として行っています。
1日1回安否確認と生活相談でご利用者の部屋を訪問する業務があり、毎日顔を合わせて相談を聞いています。
【セクハラが起きたときの経緯】 施設内ですが、利用者の個室訪問でセクハラ
セクハラをしてきたのは、脊髄損傷で身体障害のある60代後半の男性です。
まだお若いですが、1人暮らしは無理ということで、有料老人ホームに入居されていました。
他の入所者とは、親子くらいの年の差がある人です。
彼には自由に外出し、自由に人との交流が持てないという悩みがあり、私の訪問時には30分~1時間と世間話や日頃の悩みを話されます。
ある時、「こっちに来てほしい。」「手を握って話を聞いてほしい。」という要望があり、手を握ることはできないと伝えました。
この人は集団レクなどは参加せず、普段の生活で人との接触が少ない入所者です。
性的な欲求も我慢が多いという状況で過ごされているので危険と感じ、その日は20分程度で話を切り上げて事務所に戻りました。
後日訪室した時にも同じことを言われ、毎度断るのも失礼だと判断し、その時は手を握って話を聞きました。
セクハラに該当するのかという迷いもあったため、報告が遅れましたが、先輩に相談することを選びました。
ケアマネだから、介護職には言いにくいことを話しているだけかもと思ったりもしました。
すると60代女性の介護さんにも「あなたに好意があります。」と言われたという人がおり、介護職とケアマネ、生活相談員で会議を行い、この件について取り上げることとなりました。
後日、介護主任が彼の元を訪問し、私たちに謝罪を求めて和解しました。
その後も彼の訪問を行っていますが、30分以内と切り上げています。
【セクハラをどうやって解決したか】 メモを取って、施設内で共有
その入居者にされたことは、セクハラ以外でも、都度メモに残すようにしていました。
日付、時間、言われたこと、されたこと、それに対する自分自身の対応。
この項目に分けて記録は残していました。
本来なら1回でもそういったことがあれば報告するというのがルールだったのですが、セクハラの断定に迷いがあり、2回目後に報告しました。
50代女性先輩職員に相談として報告し、すぐにケアマネ、生活相談員、介護部門に報告が広まりました。
私もこのようなことがあったと言う介護さんがいたため、その人の意見と合せて会議で情報共有を行いました。
相談した先輩職員からは「次からは同じことがあればもっと早くに報告して。」と言われ、小さいことでも報連相を行うことを改めて心に決めました。
介護スタッフも日々の対応があるため、介護主任からも詳しい経緯の説明を求められ、自分が体験したことを記録と合せて話をしました。
普段聞いている生活相談の内容についても詳細を求められ、一部を開示しました。
後日、職場全体の会議でセクハラ事例があったという報告もされました。
他部署(特養、グループホーム)の職員には詳細は伝わっていませんが、セクハラ事例があったと1つの事実として注意喚起を行いました。
【セクハラ解決後について】 ジレンマと罪悪感に悩まされました
私の受けたセクハラは、本人への謝罪の要求と和解で終わりました。
しかし、一度「あの人は怖いから気をつけないと。」と認識してしまうと、本人に悪気があってもなくても疑心暗鬼になって、そそくさと対応を済ませてしまうことが増えました。
自分でも、自分の行動のコントロールができないジレンマと、相手に対する罪悪感から心が苦しくなりました。
ケアプランのためのモニタリングと割り切っても、個室訪問が辛くなりました。
訪問しても短時間で切り上げるようにと指示があったのと、自分自身が落ち着いて相手の話を聞くことができないということが続いたため、都度先輩や上司に相談していました。
自分では「こんなことぐらい大丈夫だ。」と、最初は思っていました。
でもトラウマとして、後々同じ相手にこれまでと同じ対応をとることが困難になることを、この時学びました。
上層部から別部署への異動を提案されたのですが、異動後も現在のような精神状態で、ケアマネをするのは困難だと判断し、退職を選びました。
上司と職場方針としては、セクハラ後の具体的な対応は、部署異動もしくは転職しかないと言われたことが今も印象的です。
施設とは言え、個室への訪問だからこそ、起こりやすい問題であることを自覚しておけば良かったなと。
リスクへの考えが甘かったことを大変後悔しました。
【セクハラ事例に悩むケアマネへアドバイス】謝られても、元には戻れないから辞めた方がいいかも
ケアマネ業務中のことでも、少しでも自分が違和感を抱いた時には、迷わずに相談すること。
相談を受けるのがケアマネだからとか、それで迷っていると、どんどんエスカレートします。
そして部署異動や転職など、自分が合わないと感じた職場に見切りをつけることも大事だと思います。
★★★
ケアマネのセクハラ事例をふたつ紹介しましたが、いかがでしたか?
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職場はここだけでない・・・。
限界が来る前に、別の職場があることも知っておきましょ。
知識があれば、選択肢も広がりますよ!
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